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人工知能(AI)時代のサバイバル仕事術目次とPrologue

目次

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クラウド会計論

ブログ論

仕事論

集客マーケティング論

チャットワーク論

グーグルドライブ論

[id name=”1″]プロローグ[/id]

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人工知能(AI)時代に税理士の仕事はなくなるのか?

この話題は現役の税理士である自分も含めて同業者が集まるとかならずあがります。
話題に上がるということは、それぞれ何かしらの危機感を感じているからなのですが、その危機感を明確に感じる様になったのは、ここ数年で一気に会計業界に認知が広がったクラウド会計の存在であることは間違いありません。
クラウド会計の具体的な機能の紹介はこちらでは割愛しますが、端的に言ってしまえば、今まで手入力で作成していて会計帳簿のかなりの部分をモバイルバンキングなどの取引明細を同期させることで自動作成できるというもの。
日本で、自動同期を前提とした完全クラウド会計ソフトが登場したのが、2013年3月のクラウド会計ソフトfreee。その後MFクラウド会計など追随するソフトが幾つか登場しました。
そこで、必ず話題にあがったのが、クラウド会計が浸透したら多くの会計事務所にとって基幹業務でもある会計帳簿の記帳代行業務がなくなってしまうのではないか?という懸念です。

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クラウド会計の登場まで大きなテクノロジーの進化とは無縁だった会計業界にとって、まさに青天の霹靂でした。
そしてクラウド会計の登場によって、テクノロジーのさらなる進化の先の人工知能時代が会計業界にも明確にイメージが出来るようになったという事です。
で!

実際のところどうなの!?という話。

インターネットなどで検索すると、仕事がなくなるという論調、そうでない論調が入り乱れています。
廣升健生税理士事務所は、クラウド会計の導入、顧問実績は200件以上(2017年4月現在)で、日本で最も早くクラウド会計の先進性に着目し特化をしたサービスを提供している個人事務所であることに異論をいただく余地はないはずです。

そんな多くのお客様にクラウド会計を使ってみて、明確に見えてきたこれからの未来
今回のタイトルにある【人工知能時代のサバイバル仕事術】はその疑問に対する自分なりの答えです。

ではまず、結論から。クラウド会計が浸透したら、そしてもっと先の更にテクノロジーが進化した人工知能知能時代に会計業界はどうなりますか?の答えです。

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会計税務業界の仕事はなくなることはありません。しかし、会計税務業界の従事者は格段に少なくなります。厳密に言えば、会計税務の業界で満足いく報酬を稼げる業界従事者が少なくなっていくのです。
例えば今まで10人で行っていた業務が9人になり、8人となり順次少なくなっていきます。もちろん、置き換わっていくのはクラウド会計でありその先の人工知能です。
また順次と言っても10-20年後のイメージではありません。自分はこれから数年のイメージで考えています。具体的には10人の事務所であれば1年に1人ずつ報酬に満足いく業界従事者が少なくなって、数年後には、4人程度で従来の業務を回していく感じです。
この場合、結果として6人は会計業界から退場させられる又は、仕事量や労働時間は増える割には、給料は変わらないが他の仕事の選択肢がないため現状を受け入れ会計税務業界にしがみつくかということになります。

この話、別の見方をすると、会計業界全体で均一に仕事がなくなり会計税務従事者の全員の給与や報酬が均一に減少するのではなくサバイブ(生き残る事が)できる者(上記の話でいう4人)と退場させられる者(又はしがみつく者6人)が明確になってくるのです。

では具体的に10人の会計事務所(税理士法人)があったとして、サバイブできる4人と退場する6人は誰だと思いますか?
一般的な会計事務所で10人程度の規模で考えてみます。
1.税理士 3人
2.税理士試験科目合格者 3人
3.パートスタッフ 4人
とします。

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ここで、質問です。この1~3のうち退場する人材6人の内訳はどうなるでしょうか?
答えは、

1.税理士が2人、2.税理士試験科目合格者が2人、3.パートスタッフも2人

です。

つまり均一に2人ずつです。

何が言いたいのかいうと、資格を持っているかどうか専門知識があるのかどうかが、サバイブできるかどうかの力ではないという結論なのです。

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言い換えれば、資格を持っていようが専門知識があろうがなかろうが人工知能時代に活躍できる必要とされる人材になることができるし、逆も然りという事です。
この話。実は会計事務所に限った話ではなく一般企業にも通ずる話であり、更に言えば個人事業主だろうがサラリーマンだろうが会社の規模が小さいか大きいか関係なく人が行う仕事すべてに当てはまる話になります。
では、前フリが少々長くなりましたが、ここからが自分が発信していくコンテンツの結論です。
人工知能時代にサバイブできるスキル!それは…

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振り力(ふりりょく)です。

振り力とはそのまま、仕事を振る力のことです。この力がある人は、人工知能時代に生き残ります。いや生き残るどころか今よりも報酬面や役職などのポジションも大きく飛躍します。

逆に振る力がないのなら退場させられる人材になります。

ではなぜ、振り力がない人材は人工知能知能時代にサバイブ出来ないのか?一言で言えば、仕事を振れないとは、つまりは仕事の最終請負人になります。

仕事の最終請負人と勝負するのは隣の人材ではなく人工知能になるからです。人工知能と戦って勝てますか?と言う話なのです。

廣升健生税理士事務所の例で言えば、会計帳簿の作成です。今まで、帳簿を人の手でパソコンなどに入力していた時には、一時間に早くても2~300の仕訳程度の登録がやっとでした。

その為、3000の仕訳の会計帳簿を作成する場合には早くても10時間超はかかります。そして、入力ミスによるチェックなどを勘案すれば、最低でも15時間程度で完成すれば御の字といったところでした。

しかし、今はクラウド会計で帳簿を作成しています。クラウド会計であれば、帳簿の元となるデジタル明細さえあれば3000の仕訳の会計帳簿の作成は、1時間もあれば登録からチェックまで完了します。(そのデジタル明細を準備するまでが大変なんじゃないか!?と同業者の方にツッコミを頂きそうですが、事務所ではその仕組をしっかりと構築しています。)

結果として、今まで当然の様に帳簿の入力業務をしていたスタッフは廣升健生税理士事務所にとっては不必要になったということなのです。

では、クラウド会計の登場によってパートスタッフ全員が必要なくなるのかというとそうではないのです。例えば、紙資料の整理や貼り付けはクラウド会計には出来ませんし今後どんなに人工知能が発達してもできないでしょう。

この例のパートスタッフもつまりは振る力がある人材は生き残るという事です。あたり前の様に時給をもらって帳簿の入力作業をしていた仕事をクラウド会計を上手に活用する。つまりクラウド会計に仕事を振る。空いた時間で、今までの倍の紙資料の整理をしよう!と意識が変えることができるかどうかなのです。

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専門知識を有する者が人工知能に取って代わられる本丸だ!

では、税理士という国家資格を持っていたり、未資格ではあるものの税理士試験の科目合格者など、会計や税務の専門知識を有している者はどうでしょうか?
こちらは、実は人工知能時代など、先の未来の話でもなんでもなく既に顕在化し、あちらこちらで言われていることです。
数年前に、ベストセラーにもなった【資格を取ると貧乏になります】佐藤留美(著)でも、食えない難関資格取得者(弁護士、税理士、社労士など)の実態が取り上げられていましたが、
例えば100人弁護士や税理士がいたら、一昔前であればほぼ全員が満足いく程度以上の報酬はもらえていたのが、今は士業の中でも格差ができているという事なのです。
それが、これからテクノロジーが発達すればするほど、その差が大きくなるということなのです。
なぜなら、自分が何年もかけて、受験勉強した専門知識は人工知能が発達した世の中では、コモディティ化(汎用化)し特別意味をなさない差別化しないスキルになってしまうからです。
そう言うと、税理士の実務は税務判断のグレーゾーンの解釈などが入る為、人間しかできないと反論される方がいます。
本当にそうでしょうか?その税務上のグレーゾーンも膨大な判例のビックデータを蓄積した人工知能が登場すればどうでしょうか?
最終的にリスクを勘案して選択するのは顧問先のクライアント様です。その際に、実務の勘を頼りにした税理士のアドバイスと、過去の膨大な判例から導き出し正確な確率でグレーゾーンへの提案をしてくれる人工知能。
クライアントはどっちを頼りにして選択するでしょうか?
そうすると、結局生き残る専門家は、しっかりと自分にしかできない業務と人工知能に振る業務を明確に出来る者のみということになります。
逆の言い方をすれば、自分の専門知識が飯のタネだと考えて、振り力に目を背けている専門家や科目合格者などは、取り残されるということになるのです。

つまり誰にでも共通する振り力が今回のコンテンツの全ての柱となるテーマ。

ただ、結論だけ聞くと仕事を振るなんて、一定規模以上の会社組織などでは当たり前の様にやっている事でしょう。
ですが、皆さん適切に仕事を部下や外注先に振れていますか?
自分が個人事業主として独立して5年目(2013年1月独立)ですが、意識的に取り組みそして大きく蓄積したノウハウがまさに振り力なのです。
個人事業主というと、一般的なイメージでは仕事を振るとは無縁だと思われるかもしれません。

仕事を頂いて自分で完結するから個人事業主なんじゃないの?と。

自分のスタンスは全く逆です。すべての業務に自分も携わる。しかしすべての業務の1から10まで全て携わることもありません。

その成果は、税理士事務所の売上は5年間毎年前年比1.5倍から2倍の成長をし、かつこのサイトのコンテンツ数は500を超えGoogle検索で【税理士】【税理士試験】の単独キーワードで会計事務所1位。

2014年は【会社で経理を全自動化する本】(翔泳社より出版)を執筆。

2016年は電子書籍『パン屋が税理士になる方法』を出版。そしてクラウド会計freeeのレクチャー動画コンテンツ【freeeで経理を全自動化する動画】の作成及び販売を行ってきました。

そして、会計税務の実務面はクライアント対応(メール、電話、Skype、往訪、決算の報告、申告書の見方のレクチャーなど)の全てを今でも自分(廣升)1人が担当しています。

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では、同時並行で幅広く一人で対応するためには、それぞれの仕事にどこまで携わってどこを携わらなく(振る)するのか。これが非常に難しくもちろん自分も最初から出来たわけではなく少しずつ鍛えていったという方が正しいと思います。

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まず仕事を振るために、『誰に』『何を』『どうやって』が大事なのですが、誰には、今までなら事務所のスタッフやパートだったのが、パートナーの個人事業主やクラウドワーカー。
あるいは例えば、会計帳簿を作るための明細のデジタル化だけなら、人ではなく文字起こしの代行業者やそもそも高性能のOCR。
何をどうやって?はクラウドツールをやクラウド会計を使ってという具合です。
今回の話はプロローグつまり概論で、現在各論のコンテンツを鋭意作成中です。

実は、体系図はすでに完成しています。メルマガ登録をしていただくと体系図ファイルを確認いただきます。ぜひご登録下さい

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そして各論の話は、この『誰に』『何を』『どうやって』をそれぞれブロックにしています。
それがこちらです

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人材活用論

誰に振るの?そしてその誰にはどうやってリクルートするの?採用する際に必要なスキル?

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チャットワーク論

廣升健生税理士事務所では、ほぼ全ての仕事をチャットワークでの文字情報によって振っています。

振る際のテキストはどうやって書けばいい?顔が見えない相手との円滑なコニュニケーションの方法は?

グーグルドライブ論

グーグルドライブ論

グーグルドライブは、単純なデータの保管庫にあらず。グーグルドライブは全ての業務管理の起点でである。

全ての情報をグーグルドライブで共有することで、メンバーはもちろんクライアントとの完全クラウド化が完成し最短かつ最適な仕事の振り網が完成します。

振り力だけではAI時代をサバイブするには片手落ち

人工知能時代にサバイブできるスキルとは振り力だ!

と、最近は事あるごとに知り合いの税理士やパートナーの他の士業に話をすると半分納得するけれど、自分には無理だなという反応をされることも非常に多いのも事実です。
実はこの【振り力】というテーマはもう一つ大きなテーマを解決しないといけない事をお気づきでしょうか?

それは【振られ力】です

意中の人に告白してフラレるではありません。仕事を振っていただける力ということです。
身も蓋もない話ですが、振るだけの絶対量の仕事がなければ、振れないということです。gif101
振られ力がないなら、振り力も備わっていかない。当たり前の話です。
多くの同業の個人事業主に仕事を振るという発想がないのは、振られ力がない。つまり仕事の絶対量が少ないので、その少ない仕事量を自分のところで解決しようとする。
結果として、振り力が身につかない。そしてそして振り力がない人材は….

人工知能時代にはサバイブできない人材になるのです

なので今回のコンテンツでは、振られ力を身につけるためのコンテンツも用意しています。

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集客マーケティング論

机上のマーケティング理論はもう沢山。実践と検証を5年間繰り返してきたノウハウです。

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ブログ論

最近話題の、コンテンツマーケティング。そのためには、ブログなどのコンテンツ発信が不可欠です。

でも、闇雲に毎日ブログを書いていても、挫折するのが関の山です。ではどんなブログを書けばいいのか、どれくらい書けばいいのかを熱く解説します。

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ブログ論

仕事論

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