My best marketing plan

マーケティングの本質は全て 2歳の息子に教えてもらった。ペルソナ設定とニーズの話

サバイバル仕事術のブログ更新ようやく再開です。6月7月とほぼご無沙汰しておりました。
ご無沙汰している間に何をしていたかというと、会計税務実務は平常通り行なってはいたんですが、じゃぁ今までブログを更新する時間に充てていた時間は・・・

2歳児の息子の江(こう)の教育プロジェクト「コレ芝 就学前教育2.0 2歳児1000語詰め込み術」に携わってました。

Imageこのプロジェクト。ざっくり言ってしまえば2歳児に四字熟語を1000語詰め込んで覚えさせようという話で、かなり真剣に、どうやったら2歳児が四字熟語を1000語も暗記することができるのだろうを考えて仮説検証を繰り返しながらの二ヶ月でした。

で、考えに考えて突き詰めていくと

Business analysis charts report , magnifier, calculator put on desk's manager.

という気づきでした。この2ヶ月で息子に四字熟語を教えているつもりが実はリアルなマーケティングの体験させてもらったなと実感しています。
マーケティングの本を読めばまず真っ先に書いてある事。でも、思考錯誤して体験するのと机上で知ったつもりになっているのでは雲泥万里(うんでいばんり)の差があります。今回はそんな話のうちペルソナ設定とニーズの話を少々

たった一人のペルソナ設定

まず、マーケティングの本に必ず書いてあるのは、自分の強みを見つけて市場のニーズを探る。その際には、ぼんやりしたマーケットを狙うとダメで、性別はもちろん年齢や趣味嗜好などを細分化させて、設定したたった一人のペルソナ(ターゲット)が満足するようなサービスを作りましょうという事。
今回のプロジェクトにあてはめれば、親の強みは四字熟語を3000語暗記している事。※そもそもこのプロジェクトは自分が四字熟語が大好きで息子に覚えさせたいという動機から始まっています。詳しくはこちらを参照【なぜ、「四字熟語」を詰め込むのか】
これを2歳児に息子というたった一人のペルソナに満足いただくサービスを提供する。

koh

まず、ここで一番最初の大きな壁に直面したのが、

こちらは

uritai

でもペルソナの息子は

siranai
でも、何から始めればいいのわからないのでとりあえず作ったのがこれ

haru

四字熟語を印刷したものを貼る。非常にシンプルです。

これまず失敗でした

何が失敗かというと、ペルソナである江のニーズを全く汲み取って作っていない。というのは、

息子の江は

shiranai

shiranai2

shiranai3

文字読めない2歳児に漢字の羅列を見せてもそりゃダメですよね。今振り返って考えてみれば当たり前なんですけど、当初はそんな発想はなかったのです。
これ、翻って自分のビジネスで考えた場合も同じなんです。自分の強みや商品はなんだ?と考える、あるいは作り上げる。
例えば税理士であれば会計税務の専門知識だとして、専門家同士の会話であれば専門用語を使っても良いでしょうが例えばブログを読んでいだくのは、会計税務の専門家でない方が多い。であれば表現の仕方や専門用語を噛み砕いた説明にする。事務所のサービス内容も依頼者が何に困っていてそれを解決するサービスを提案する。つまり自分の強みをペルソナのニーズに変換するという、言われてみればそんなこと百も承知だと言い返したくなる事が本プロジェクトであるペルソナの息子にできていなかったわけです。

omottenai2

ペルソナのニーズに寄り添ってみる

四字熟語を印刷して貼り付ける。これは完全な失敗でした。で次に作ったのが前回の文字だけの情報にイメージ画像を横につけたのです。

image 例えば、塞翁失馬(さいおうしつば)だったら馬の画像。海千山千なら山。水清無魚(すいせいむぎょ)なら魚という具合に。
で、これらの中から少し覚えたのです。具体的にはこの8つでいうと塞翁失馬と水清無魚の2つです。

この2つに共通するのは、

生き物だということ。

ikimono
このプロジェクト【就学前教育2.0】をはじめる数ヶ月前くらいから、生き物やモノの名前を覚える事にはとても興味が出てきたのです。
何かをみると

「あのお名前は?」

と聞いてくる。

そこで思い出しました、特に車は、YouTubeで食い入る様に見ていた働く車やスーパーカーが大好き。(2歳児にしてランボルギーニが大好きなのです)

なるほど!

hiromasu

なと!
だったら、彼の知らない生き物や車や食べ物の名前など身近にある「名前を覚えたいというニーズ」に、四字熟語はとりあえず乗っからせて頂こうという発想に切り替わったのです。

で作ったのが名ずけて07

作ったのはこれです

copy

それぞれの名前に、キャッチコピーとなるべき四字熟語を充てて、ものの名前と四字熟語を一緒に覚えていくというもの。※キャッチコピー勉強法の詳しくはこちら

最初に作ってたものからの変遷をみるとこうなります。

hensen

最初は自分の強みである四字熟語をそのまま形にしていたのから、そこの画像をいれ、息子が覚えたたくなりそうなモノの名前に四字熟語のキャッチコピーをつける。

つまり少しずつペルソナである息子のニーズに寄せていったのです。

現在プロジェクト開始2ヶ月で500個の暗記手前というところですが、全てはキャッチコピー勉強法の考え方の上に成り立つものです。
マーケティングの本にも書いてありますが、まず、このペルソナ設定とニーズは何か、そしてそこにどの様な商品やサービスを提供するのかの設計が狂うと、この後のマーケティング施策は何をやってもうまくいかないのだと、身をもって感じています。

2歳8ヶ月で四字熟語400語を話す!動画はこちら