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freeeのセミナーに参加して感じたこと『会計税務業界はなくなる仕事ではない』と言うのやめにしないか?編

freeeのセミナーに行って感じたことの前編を以前書きました。
高付加価値業務なんてものは、すぐにできるものではなく自分で作るものだという事。
これを書いていたらもう一つ言っておきたいことがあるのを思い出し筆をとりました。

前編後編のつもりだったのですが、今回中編。
タイトルの、

dehanai

って言うのfreeeのセミナーでもどなたかが言っていた。この奥歯に何か詰まったようなセリフ。これ言うのやめませんか?

例えば、自分が結婚を考えている女性がいたとする。
でも最近は、なぜかギクシャクしている。それとなく彼女に聞いてみたotoko

数年後でもいいんだけど、俺と結婚する気ある?

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って言われてとして、もし、皆さんが男性の親友だとしたらなんてアドバイスするでしょうか?

『いやぁ、可能性は0ではないなら彼女にしがみついた方がいいよ!』ってアドバイスしますか?
『いやいや、もう無理でしょ〜早く見切りを付けて違う結婚相手探したほうがいいって』と言うか、『まだ間に合うならもやもやしている理由を彼女に聞いて解決した方がいいよ』
って多くの方は言うと思うんですよ。

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そう思って、前回のブログ『高付加価値業務とはただの言葉じゃ』編を自分で読み返してみて気づいたのは、自分がパン職人から会計業界に転身したのっていわゆる『高付加価値業務』にシフトしたことなんだよなぁて。

まぁこの場合は業務というよりも【業界】自体を変えたわけです。
もちろんパン屋の経営者になって大きくビジネスを展開したりすれば話は別ですが、一般的なパン職人よりは、遥かに時間単価のいい仕事にシフトしたわけです。

※食が好きとか何かこだわりのパンがあるとか作るのが好きとかの要素は考慮しない一般的な収入という面だけの話であることはご留意ください。

ただ、今振り返っても、それまでろくすっぽ勉強をしたことなかったのに、よく税理士試験を受かると思って勉強したな。と思うわけです。

後から振り返るかなり無謀な『高付加価値業界』への転身の挑戦だと思うんです。客観的な可能性で見たら一般的には受からんだろうなぁって判断すると思うのです。

でもそれが何故できたんだろうかと考えると一番大きな要因は

早く気づいたからなのです。

hayaku

22の時に、パン職人やっていてもこの先あまり明るい未来は待っていない。

なぜなら自分の仕事は、工場で作るパンとの競争になる。
工場でパン作られるからといって自分の仕事がなくなるわけではない。
でも…。工場で作れるものと近いものしか自分が作れないなら、自分の仕事は【無価値化する】と…だったら30になるまでの大きな方向転換をしようと。

『仕事があること』と、『やりたい仕事』なのかは明確にわけないといけない。

極端ですが時給100円の仕事をやりたいかどうなのか

仕事はあるけどおそらく皆さんやりたくないですよね。

パン業界で感じたことは、今現在会計税務業界でまさに起きていることと同じです。

パン屋ってなくなっていないですよね?でも、作られているパンの殆どは工場で作っているものです。街のパン屋も、繁盛してるところほどすべて職人が手作りではなく、うまく工場で作られた汎用性のある冷凍生地などを活用している。

つまり、会計業界の仕事はなくなりはしないけど内部の構造は大きく変化するし

しなければならないという事

なら、クラウド会計ベンダー営業担当者さんの仕事は何でしょうか?

手に変え品を変え、その時代の変化、テクノロジーの進化でどう変わるのかを早く気づかせてあげることではないでしょうか?

クラウド会計を入れてくれないから、まずは明日から始めることができる、gmailやチャットワークなどから入れてもらう事ではないでしょうか?

少なくても通り一遍の決めセリフ

なくなる仕事ではない

は聞き飽ました。

どんな業務が自動化して無価値化するのか。

どんな事はなくならないのか。

を丁寧に丁寧に伝えてあげてください。

ただ、これは最近自分が、実感することなのですが、【会計事務所の生産性の低さ】って実は、会計ソフトを使っての、帳簿入力とか消込とか経費精算ではないところにあるんですよね。

まず、その非効率な課題がどこにあるのか理解しないと、そもそも伝えることはできないとはおもいますが。。。。

ちなみに、自分が今将来に見据え取り組んでいる自分自身が定義している【高付加価値業務とは】の話はまた別の機会に筆をとりたいと思いますが、クラウドや人工知能を少しでも知れば、

hitotoが対峙する事以外は早かれ遅かれ無価値化する事は自明です。

だから【人と人】が行うことのノウハウをいかに蓄積するかしか生きる術はないと考えています。
だからこそ、クライアントの対応は全て自分でやっていますし、業務管理も仕事の依頼や進捗の把握など人が介在するところは全て自分でコントロールしています。
そこにしかノウハウは残りませんからね。