税理士試験消費税法の落とし穴に落ちないためのたった一つの大事な心得
勉強が単純が故の落とし穴
税理士試験消費税法の勉強は、〔消費税の可否の正確な分類〕ですので、やることはとても簡単です。ただ、意外とそこが落とし穴になりがちなのです。ある程度消費税法の勉強をしていくと、分類はほとんど間違いをしなくなります。ただ、この〔ほとんど〕というのがクセモノです。日々の演習で100個の分類で1つ間違う。
正解率は99%
一見精度は高そうです。
しかし、このレベルだとまず本試験は合格はしないと思います。500個に1つの間違いでギリギリ、合格するレベルの人たちは、1000個の分類でうっかり1つ間違うか間違わないか位のレベルではないでしょうか。
正解率で言えば99.9%
かくいう自分は、消費税法は2度不合格をし、3度目にようやく合格しました。まさに、上記の【ほとんどできる】のレベルが、1年目は100個に一つ間違うレベル。2年目は500個に一つ。3年目で提供されるテキストを最初から最後まですべて解いて一つミスがあった程度のレベルでした。【合格するため】に分類の正確さはこのレベルが必要なのですが、受験初年度の頃は、100個に一つくらいのミスでも、点数でいえば99点ですから、合格レベルに達していると錯覚してしまいます。
この錯覚は非常に危険です。99パーセントの精度なら、本試験の受験生は誰でも、のレベルです。ではなぜ、99.9%まで精度を上げる必要があるのか。それは、本試験では必ずと言っていいほど、大原簿記学校やTACなどの受験予備校が解説できていない論点(分類)が出題されます。
その論点については、受験予備校が解説していないわけですから、ほとんどの受験生は初めて直面する分類になるのです。
初めて回答するのですから、当然受験生全体での正答率は下がります。自分自身も例外ではなく、今まで分類したこともない問題に直面するのですから、その論点については正解率は下がるのです。
99%の精度からあと0.9%をアップさせるための話は次回にしたいと思います。
⇒次は税理士試験消費税法に合格する為に必須なアノ作業という話です