簿記一級に合格して税理士試験は受けないが正解!?
最後に・・・・この投稿のタイトルは『税理士試験その前に!簿記一級受験のススメ』であるが、簿記一級を合格してそのまま税理士試験を受けないというのも、選択肢としては大いにありだと考える。【それでも税理士めざしますか?】でも書いているが、税理士の行う業務は今後(現在2015年)テクノロジーの進化で更に業務が少なくなっていく。会計業界で必要とされる人材はパソコンなどで代替可能な正確な税金計算を行う人材ではなく、上がってきた数字をどう分析し将来の展望やビジョンを経営者と共有できる広い視野をもった人材になっていく。
もちろん今現在もその様な人材が重宝されているのだが、今後クラウド会計の発展や近い将来普及してくるだろう人工知能が入った会計システムによって、記帳代行等の会計帳簿を作るという業務事態が大きく転換点を迎えている。そう考えると、簿記一級で勉強する【管理会計】の様な分析型の勉強の方が、実務に則した学習範囲であるともいえる。※税理士試験の簿記論、財務諸表論には原価計算、管理会計の学習範囲はない。
実質をとるなら簿記一級を合格して税理士試験は勉強しない、が実は正解なのかもしれない。