金融機関が非対応なら取引明細は手間なく自作
明細のアップロードデータは、自作することも可能です
自動同期設定をせずに取引の明細をアップロードする場合は、金融機関等からダウンロードをしたCSVデータをクラウド会計ソフトfreee(フリー)上にアップロードすれば完了します。これが基本的なやり方です。
しかし金融機関によっては独自の表示方法を採用していて、freeeに対応していないケースもあります。そのような場合でも表計算ソフトを使うことで、データを一手間加工することにはなりますがアップロードが可能です。
具体的な例と方法をご紹介します。
明細のアップロードとして必要な情報は、自動同期で取得する情報でもある日付・内容・金額の3つの情報です。これさえ用意すれば良いわけです。その為、下のキャプチャー画面のように表計算ソフトでデータを作成してからfreee上にアップロードします。こうして表計算ソフトで作成した情報をfreeeで取込むように設定すれば、取引データとしての取り込みが可能になります。
明細データがPDFの時は、コピペ&行と列を整える
取引の明細データがCSVなどの表計算ソフトの場合は行と列が合っていますが、PDFデータのように文字列自体のコピーアンドペーストはできるものの、表計算ソフトに貼り付けると行と列の関係が不一致になります。これは表計算ソフトを使って整えてあげることで、明細データとしての利用が可能です。このケースでは単純にアップロードするだけというわけには行きませんが、次のメリットがあります。
データ加工の手間 < 明細の情報を一つ一つ手入力する手間
一つ一つ手入力をする手間の方が大変ですし、手入力は入力ミスというリスクもあります。そう考えればデータを加工する手間の方が安心で手間も少ない場合が多いです。せっかく存在するデジタルのデータを、少ない手間で自動で経理に取り込こむことも考えてみて下さい。
廣升 健生/大島 克之