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仕事と趣味のブログは分けるべき!でも、人工知能時代は趣味ブログが鍵になる!
仕事と趣味混ざっていない?
自分が税理士で集客のためにブログをやっているのなら、会計税務の話を書くのは当然といえば当然です。ただ、その会計税務のブログの中にラーメンの食べ歩き紀行の様な完全に本人の趣味が大半のブログを見たことはないでしょうか?
今回の話はブログは、仕事と趣味は分けたほうが良いですよ。
という話です。(ただしの結論は最後までお読みいただくとわかります。)
ブログはタガタメ?(誰がため?)
まず、ブログを始めたら、一番最初にやることは何でしょうか?
それは、そのブログは自分の為に書くものなのか、他者の為に書くものなのかを明確にすることです。
わかりやすいのは、他者の為に書くのは仕事のブログ。例えば自分が税理士であれば会計税務の話やそれに関連する話と考えればよいでしょう。
自分は、冒頭の回答どおり仕事と趣味(プライベート)のブログ(サイト)は分けたほうが良い派であり、自分自身のサイトも分けています。
- 仕事のサイト 廣升健生税理士事務所 https://hiromasu.com/
- 趣味(プライベート)のサイト 子育てブログコレ芝 http://koreshiba.com/ ※妻のアコがメインに更新し、自分は時々参加しています。
サイトを分ければ、管理の手間は増えます。そして、趣味のブログも混在させた方がむしろSEO的には、良い効果を生む場合もあります。(趣味のブログのPVがサイト全体を強くするという考え方もある。)
それでも、自分はサイトは分けた方が良いと考えています。
仕事と趣味のブログが混在するブログの悪循環4フェーズ
自分は、仕事と趣味の混在するブログの弊害は4つの悪循環フェーズだと考えています。一度この悪循環に陥ると、なかなか抜け出すことができません。
フェーズ1 趣味のブログは面白い
悪循環の第一歩は、一見悪循環と思わないところからスタートします。
それは、趣味のブログはおもしろい場合が多いということです。
もちろん、趣味のブログでも自己満足の内容ではダメですが、趣味とはつまり自分の好きなことなので基本的には前のめりで熱量が高めです。
最初にブログを書き出した当初は、ブログを書くスキルなどもなく取りあえず思いつくままに書きますよね?
例えば、趣味のラーメンの食べ歩きブログだったして、ブログを書くスキルはないないがラーメンが好きで好きでしょうがない熱量だけは伝わってくるブログって実は読者の心をキャッチしたりするのです。
結果としてPV(閲覧数)が伸びたり、趣味のブログがGoogle検索の上位に表示されたりするのです。
フェーズ2 趣味ブログの割合が増える
対して、仕事のブログ。よほどそれまでに、書籍などの執筆などの経験があれば別ですが、殆どの場合は文章を書いて表現すること自体が初めてです。※もちろん自分もそうでした。
趣味の時に書く熱量重視のブログと違い仕事のブログは間違ったことは書けない、自分の解釈を同業者に突っ込まれたらどうしようと考えると、どうしても内容が通り一遍のつまらないものになる。
そうすると、書いていてもつまらない仕事ブログよりも、前のめりの趣味ブログを書きたくのが心情です。
結果として、趣味ブログの割合が増加していきます。
フェーズ3 趣味と仕事のブログ内PV格差が生まれる
例えば、最初は仕事のブログと趣味のブログの更新割合を4:1くらいに設定していたものが、3:1になり2:1になりと、趣味のブログの割合が増加すると必然的に仕事と趣味のブログでPV数の格差が生まれます。
フェーズ4 仕事のブログを書かなくなる
その結果、更に仕事のブログを書かなくなってしまい、完全に趣味のブログ化してしまいます。
PVの魔力は恐ろしい
PV(ピーブイ)。ページビュー、すなわちそのサイトの閲覧数なのですが、ブログを始めると必ず気になりだすこの指標。
【ブログは1年続けたほうが良い理由】でも、少し触れましたがPV数はモチベーションを維持するためには重要だと思いますが、PV数の多寡のみで記事の良し悪しを判断するには不完全です。
例えて言うなら、損益計算書の当期純利益が伸びているからと言って、その会社が本当に業績好調なのかはわからない。
ブログも同じなのです。ブログ全体のPVが伸びているからと言ってブログが本当に良いブログなのかはわからない。
良いブログという定義はもちろん人それぞれです。ただブログを始めた理由が仕事の集客のためであれば、良いブログとは
自分の仕事へのスキルや仕事への姿勢を知ってもらって仕事を依頼していただけるキッカケになる
のが良いブログということになります。
そう考えると、熱量のある趣味ブログでPVを伸ばしても良いブログになっていないということなのですが、一度PVの虜になるとこれがなかなか抜け出せないのです。
人工知能時代を生き抜くための振られ力にPVは無関係
税理士に確定申告や税務顧問の仕事を依頼しようと考えている皆さんに質問です。
ラーメンの食べ歩きで100万PVのブログを持つが、仕事のスキルは未知の税理士と、自分が知りたい税金の内容を検索したら、これでもかという位丁寧に解説したブログを書いていた税理士。
どちらに仕事を依頼したくなるのか?
後者に決まってる。だから、ブログも仕事の内容を充実させよう。そりゃ頭じゃわかっているんです。でも頭でわかってても、一つのブログで運営していたら、なかなかできないですよ。
スマホが手元にあったら、無駄に時間使っちゃうんだよな!とわかってても触っちゃいますよね。それと同じです。
趣味ブログはそもそもやらないほうが良いの?
せっかくのブログも、趣味のブログを書いて楽しくなってしまうと、仕事のブログを書かなくなってしまう。
それなら趣味ブログはいっそやめてしまった方が良いのでは?
そう考えている方。それは、違います。仕事ブログと趣味ブログを分けるなら、趣味ブログもぜひ頑張ってください。なぜなら、その趣味ブログは、人工知能時代の振られ力になる可能性が高いからです。
例えばラーメンの食べ歩きの趣味ブログ。一見税理士の仕事とは全く関係はない。1000人のうち999人はラーメンが大好きな事と仕事を依頼したくなる税理士のスキルとは関連性を感じないでしょう。
しかし、たった一人の目に留まり、ラーメン店の経営や税金の視点で書籍を出したい出版社があったのなら、そのラーメン食べ歩きの趣味ブログは大きなアドバンテージになります。
つまり趣味でやっていたことが、税理士の仕事と掛け算になるということです。
かく言う自分も、今このブログを書くための画像の編集スキルや動画コンテンツを作るための編集スキルは趣味で始めたものです。
趣味だったスキルが、仕事と掛け算をしたら仕事で切っても切り離せないスキルになっているのです。
だから、せっかく発信したくなるほど熱量のある趣味なら絶対に発信をした方が良いのです。
まとめ
趣味と仕事のブログは悪循環に陥らないためにも切り離した方が良いです。
ただし、趣味ブログも続けた方が良いです。
要するに
仕事のブログも趣味のブログもメチャクチャ頑張れ!
これにつきます。