第65回税理士試験終了後すぐに翌年の勉強を始めるモチベーションの作り方

税理士試験終了後すぐに翌年の勉強を始めるモチベーションの作り方

税理士試験が8月に終了したら、9月の新シーズン開始まで何しますか?
5科目すべて受験した方は税理士試験から頭を離れて頂いて結構です。
それ以外の方は、翌日から税理士試験の勉強をしましょう。休みは?そんなものはありません。
自分は、勉強していました。今年(2015年)は8月18日〜20日と8月下旬の実施でしたが、自分の受験した時期は8月の第一火曜から3日間。言い換えると、受験予備校の税理士試験新シーズンが開始されるまで1ヶ月。ちゃんと税理士試験の勉強していました。なんで勉強していたのかと聞かれればやったほうが『合格可能性が高くなるから』です。合格可能性が高くなる事をすべてする!それが唯一無二の行動指針だと思います。

試験前の1ヶ月と、試験後の1ヶ月は同じ時間の長さと心得る
8月の試験終了翌日から勉強を始めると、周りの受験生よりも30日も多く勉強が出来ます。
これはすごいと思いませんか?例えばスポーツの世界。どんな競技だって、スタートは一斉です。
『ヨーイドンの合図を待たずして』走りだしたりすれば、失格です。
でも税理士試験はそうではありません。先にスタートするかは自分自身の判断でやるかやらないかそれだけです。それなら、早くスタートしたくないですか?合格したいですもん。
ちょっと横道にそれますが、昔々自分が東京都立雪谷高等学校1年生の最初の中間テスト。
当時、仲良くしていた6人ほどの男女のグループがいました。彼らとは週に3,4回はどこかでおしゃべりしたり、カラオケボックスに行ったりと遊び呆けていました。
中間テストも近くなり、仲間内では『中間テスト勉強している?』なんていう話題ができてましたが自分は全く勉強していかった。だから『全く勉強してないよぉ。○○は???』『いや、俺もだよぉ』なんて、言い合って安心して、いざ蓋をあけたら結構みんな点数取っているんですよ。
自分だけが、本気で勉強しなかった…その結果が不名誉なクラスビリ43人中43番目です(泣)

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何が言いたいかというと、ちゃんと点数を取れる人、結果を出す人には2つしか理由はないのです。
人の見ていないところでちゃんと勉強をしているか。あるいは前日とかにササッと勉強をしても結果を出せる次元の異なる才能を持っているのか。
後者の才能がないなら、こっそりちゃんとやるしかない!話はとてもシンプルです。
そもそもですが、税理士試験の各科目の合格率は10%前後ですよね。言い換えれば、10人に1人の自分にならないといけないわけなのです。
しかも、自分が在学していた偏差値55前後の進学校でもない普通科の高校なら、高校時代の自分の様に全く勉強をしていない生徒も分母になるので、10分の1になるのはさほど大変ではないかもしれません。
税理士試験はそうはいきません。もちろん、仕事をしながら勉強していて記念受験に近い受験生もいなくはないですが、皆さんガチで勉強しています。その中の10分の1の自分です。
そう考えると、10分の1になるための努力をしている人っておそらく、税理士試験受験日の翌日から勉強始めているんです。例えばご自身の受験生仲間のうち、税理士試験本試験後すぐに勉強しているか聞いてみてください。多分答えはワンパターン!皆、異口同音に『勉強していない!』です。
ただ、本当はツーパターンです。
【本当に勉強していない人…】これ合格しない人ですね…自分の高校時代です(苦笑)
もう一方は言わずもがなだと思います。
ただ、自分が365日勉強出来ていたかというとそうではありません。自分のやる気が無いときは、勉強を休む時です。また、どうしても出席したい恋人、友人とのイベントや飲み会もあるでしょう。その話は【税理士試験受験生は元旦は勉強して○○に休め!】で書いていますが、長い、受験勉強期間で必ずモチベーションの波はあります。波が下がっているときは、絶対に休むべきですし、何かしらの方法で波が上昇する様に仕向けなければいけません。
その、モチベーションが落ちるときを織り込む必要があるからこそ、スタートは一日でも早くしておく必要があるのです。

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受験勉強の、主体はあくまで自分自身。だからいつ休むかをコントロールするのも自分自身です。
周りの価値観今回の様に【試験が終わったから新シーズンまではオフシーズン】はもちろん、正月やゴールデンウィーク、もっと身近だと【週末】など世間の価値観で休む時という認識に自分が惑わされたら、10%しか合格しない科目を5回は合格するはずがありません。

税理士試験の本試験が終わったら、すぐに新シーズンの勉強を始める!

これが正解です。