3歳児の子供がプロテイン(ビーレジェンド)を飲んでいる理由
自分は、ダイエットをしていますが、プロテインを定期的に飲んでいます。自分が飲むので一緒に作ったプロテインドリンクを家族で飲んでいます。家族で飲むので、当然息子も飲んでいますが、
と言うと、
『息子さんアスリートにでもしたいのですか?』とか、
『そんなもの飲ませて大丈夫なんですか?』とか
『どこ目指してんですか?』とか、聞いてくる方がいます。
一番直近で言われたのが、【クラウド会計で業務効率化をしたら母と二人で旅がしたくなった話】でも、書きました。うちの母です。
栄養の正しい知識がないって怖いなという話を少々。
プロテインてなんだ!?
プロテインは【Protein】意味はたんぱく質です。
それ以上でも以下でもなくたんぱく質。
しかしプロテインという横文字を聞くと多くの方がイメージするのはマッチョなボディビルダーが飲む白い粉末ですよね。 そうすると、このプロテインという言葉の中になんとなく、
『筋肉増強剤?』的な『なんか変なものが入っている?』的な意味合いが入っている感じしませんか?自分はそんな感じがしていました。
しかし、例えば一番流通しているホエイプロテイン。
ホエイって何かというと、乳清(にゅうせい)です。
乳清って何かというと、wikipediaによれば【乳(牛乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液である。乳清は、チーズを作る際に固形物と分離された副産物として大量に作られる。また、ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まる事があるが、これも乳清である。】です。
乳清は牛乳の副産物なのです。
簿記検定の2級で勉強しましたよね副産物。連産品と副産物とか言って。※簿記の連産品と副産物の説明は他のサイトを参照。
豆腐(主産物)とおから(副産物)の関係だと説明されて勉強しました。
牛乳の副産物を粉末に加工したのが、プロテインなので筋肉増強剤という意味合いは全くないのですが、ネーミングとパッケージから来るイメージって怖いものです。
自分が愛飲しているビーレジェンドのパッケージ見たらそりゃなにか筋肉アップの為の変なものが入っているんじゃ!?ってイメージになりますもの…
ちなみに、プロテインには他にもカゼインプロテインやソイプロテインなどがありますが、カゼインプロテインも牛乳の副産物。ソイプロテインは、その名の通り大豆のタンパク質部分だけを粉末にしたもの。つまりこれも大豆の副産物と言えるのです。
牛乳とプロテイン飲むならどっち?
子供に牛乳飲ませています!という親に、何か意義を唱える人って少ないと思うのです。
牛乳って給食でも出て来ていたし、何となく栄養価が高そうじゃないですか。
なぜ、牛乳を飲むのですか?と聞けば、
『骨を作るカルシウムが豊富です。』と言う方が多い。
だから牛乳を飲むと大きくなる。
そう思って自分は小中高と牛乳を飲みまくってましたよ。
しかぁし、残念ながら身長は伸びませんでした。165.5cmでストップ…
それは遺伝だから仕方がなかったのでしょうか。いや違います。正しい知識がなかったのですよ。
タイムスリップして小中高の自分にアドバイスが出来るなら、絶対にこう言いますよ。
牛乳も良いがホエイプロテインも飲め!!!
と。そもそも骨って何でできているんですか?って、カルシウムと思いがち。でも同じ位、いやそれ以上にたんぱく質が大事。
Q. 骨は何でできていますか?
A. タンパク質は骨の「骨組み」です。人体は、ほとんどがタンパク質の線維からできています。正確にいうと一番多いのは水ですが、それを除くと、タンパク質です。骨もその例外ではありません。私たちはつい単純に、骨はカルシウムでできていると思いがちですが、本当はちょっと違います。骨も生きている素材ですから、生きていることの単位である細胞も存在します。骨の骨組みであるタンパク質の線維にリン酸カルシウムがくっついて、その中に点々と細胞が埋まっているというのが骨の正体です。骨は、タンパク質の線維で形が作られ、そこにリン酸カルシウムが沈着することによってできています。ビルに例えて考えてみましょう。私たちは普通のビルをコンクリートのビルだと捉えますが、建築家は鉄骨のビルだと考えます。その鉄骨の部分にあたるのが、人体ではタンパク質の線維で、そこにベタベタとリン酸カルシウムがはりつくことで骨はできているのです。つまりタンパク質は骨の骨組みなのです。 Round Flat 骨ナビ監修 桜木晃彦先生へのQ&Aより
この説明を読めばわかるとおり、
たんぱく質=ビルの鉄骨。
カルシウム=ビルのコンクリート。
骨を成長させるのにカルシウムが大切じゃないというわけではありません。カルシウムも大切です。だから牛乳も飲むのは良いでしょう。
でも、もっと大事なのはたんぱく質じゃないですか。ビルの鉄骨なんですからコンクリートいくら用意したって鉄骨がしっかりしていなければ大きいビル作れませんから。
では、主産物の牛乳と、副産物のホエイプロテイン(乳清)の栄養素を比較してみましょう。
この栄養素の内訳を知れば、たんぱく質を効果的に摂りたいという理由なら牛乳を飲む理由は見つかりませんよね。牛乳は脂肪も炭水化物もかなり入っています。※ちなみに、カルシウムは100gあたり110mg。
ただでさえ、現代社会の食生活では意識しなくても脂質も炭水化物も多くなりがちですから、牛乳を飲んで骨を成長させるなんて思っていると、脂肪ばかりつくのです。
プロテインがメインではないけれど
今は自分が飲む際に作ったプロテイン入りの牛乳をグラス一杯(100m程度)を息子に飲ませています。
飲むのはビーレジェンドの激ウマチョコ味。これは息子の口に合うらしく大好きです。※対してこちらも好きだろうと試したミルキー風味味は全く飲みませんでした。
ま、だからといって、たんぱく質をプロテインだけで摂取することが良いとは思ってはいません。
【マクロ管理法ダイエットを 成功させるための MNTKの話】でも解説したとおり、できればたんぱく質も食品から摂取したいので飲料から摂取するプロテインはあくまで補助的な位置づけです。
ただ、補助的とは言え経常的に飲むものですから【牛乳=健康に良く骨の成長に効果的】【プロテイン=筋肉増強剤?】的なイメージ先行で正しい知識がないのはもったいないですよね。
そんなわけで3歳の息子も一緒、家族3人でプロテインを飲んでいます。