人間ドックを拒絶する母に息子がキレた話
前回の【クラウド会計で業務効率化をしたら母と二人で旅がしたくなった話】の通り、母と息子2泊3日で旅をしてきました。
伊勢神宮に行き
岐阜県郡上八幡に行き
岐阜城に行き
これほど長い時間を二人だけで過ごすのは記憶のある限り人生はじめてでした。
たくさん話をしたわけですが、もちろん意見の食い違いで口論バトルもたくさんしました。笑
むしろそれは望んでいたくらいで、例えば妻アコや息子の江(こう)と一緒にいるシチュエーションでは場の空気が悪くなるから本当はしっかりと話あいたいこともフワッとした話になるわけですよ。
その意味では今回の旅は千載一遇のチャンスだったわけです。
タイトルにもある人間ドックを拒絶する母にキレた話を少々。
人間ドックを断固拒絶する母
母は、所得税確定申告期限の3月15日生まれ。今年で66歳。まぁもういい年なわけです。
しかし、人間ドックに行くことを断固拒絶します。
母の言い分はこうです。
自分は献血しないです。20代の頃に一度献血しようと抜いている血を見たら気を失いそうになった経験がありそれ以来献血をしようとも思っていません。
母の理屈では、献血が出来ている私のほうがむしろタケ(自分)より健康じゃないかと。
その理屈は解らないことはないんですが、献血をするために血が健康なのかの検査と、身体のどこかにがん細胞があるかもを調べる検査は医学の素人が考えたって一緒じゃないですよね?と
こう言うと母が返す刀でこういうわけです。
人間ドックを受けたってねぇ。見逃される腫瘍って多いのよ。
それはそうです。人間ドックを受けたって、見逃される事もあるでしょう。人間のやることだし100%ではない。
でもね、横断歩道を左右を振り返って安全確認して渡る人と、そうでない人どちらが交通事故にあう確率高くなりますか?確率を下げようよ!確率を!!!!!
みたいな、理屈っぽい話をすると、母は心のシャッターを閉店休業してしまいます。
息子の成長を見ると時間が流れている事を実感する
3歳の息子を見ていると、本当に日々喋ることが出来る言葉が多くなり、どんどん身長も大きくなっています。
そんな息子をみていると、時間って流れているんだよなぁって今まで以上にリアルに実感するんですよね。
月日が経過し息子が日々大きくなっているという事は、自分も毎日年をとり、当然親も年をとる。
久しぶりに旅をしたら、体型は相変わらずの『みっこデラックス』※母の名前の美津子から。ですが、今までなかった白髪が出てきたなぁとか感じるわけです。自分も含めみんな死へのカウントダウンを刻んでいるわけですよね。
自分も最近までは平気で言ってたんですよ。
みたいなことを。そう言って酒をガブ飲みする免罪符にしていたわけです。
でもねぇ。もう自分はそんなことは口が裂けても言えなくなりましたね。
息子が3歳になって、はっきりを意志を持って言葉を喋る様になってきたら、ようやく父として自覚が芽生えてきたのです。やっぱり、こやつを置いてはまだ死ねない。遺伝子には逆らえないかもしれないがその中で足掻こうと。
話は横にそれましたが、結局今回の旅では母との人間ドックに行け。行きたくない。の攻防は平行線のままだったわけですが、母に一日でも元気でいて欲しいと思う人がここにいるんだから、人間ドックくらい行ってくださいなぁと思うわけです。
自分も、妻アコから必要とされていると実感するから、息子が必要としてくれるから、生きないと行けないなと思うわけです。
母。人間ドックに行けと、怒鳴ってまでも言ってくれる人がいるんですよここに。
次に母についての記事を書く時は『母が人間ドックに行きました♫♫』と報告したいものです。