税理士試験の難易度は?税理士試験は難関試験なのか
税理士試験は合格までにとても長い時間がかかる、というのは事実だと思います。
理由はその試験制度にあります。科目合格制※詳しくは税理士試験wikipedeaを参照で、近年は合格率が15%から20%に上昇傾向ではありますが、長年10%前後。
10%の合格率の試験を5回パスしなければならないし、不合格の受験生は毎年90%いるわけですから、その受験生は来年も受験するわけです。
ただし、難関試験か?と言われるとそうでもないと思います。頑張っても手が届かない試験なのか、と言われれば、正しいスケジュールで正しい教え方をしてくれる受験予備校に行き、正しい努力をすれば、誰でも合格することが可能な試験だと思います。
現に、それまでろくに勉強もしてこなかったパン屋が一念発起して受かる程度の試験なのですから。
※写真はパン職人になるための専門学校、東京製菓学校の生徒時代
資格試験は合格率で話が論じられがちですが、注目すべきは、分母となる受験生の勉強能力だと思います。
例えば、税理士試験の受験生に東大生はほとんどいないです。(自分の回りには0でした)
そもそも、会計の資格試験で、一番難関と言われるのは会計士試験ですので、勉強が出来る人という自信のある人は、会計士試験を勉強する傾向にあります。
※もちろん、税理士としての職業に魅力を感じて会計士でなく税理士を目指す人もいるので、必ずしもではないですが。
例えば、会計士試験と税理士試験が同じ合格率だとしても分母の能力が違うから比較にはならない。
勉強自慢が集っているという意味では断然会計士試験の受験者レベルのほうが高いはずだし、税理士試験は、自分も含めて、自分でも手が届きそうな試験かもと受験勉強をはじめる人が多い。例えば、脱サラした方や今まで税務と関係の無かった専業主婦の方などです。言ってみれば種種雑多
例えばスポーツの大会ベスト4といってもそれが県大会のベスト4なのか、甲子園のベスト4なのかは全く次元が違う。
ただし、繰り返しになるが、税理士試験は合格までに時間がかかるのは紛れも無い事実。どんなに勉強する能力が高くても、受験勉強が長期化した時にモチベーションが落ちてしまい結局合格できない方もとても多い。
愚公移山という故事があるが、税理士試験に合格するための一番必要なものは何かといえば、
やっぱり
そういう理由で、税理士試験は継続は力なりの能力を問うているという意味なら 資格試験の中でも最難関の部類に入ると思います。
⇒次は以前自分もやっていたランニングの経験を踏まえてマラソンのサブ3の難易度って税理士試験位なイメージでしょうか?という話です。