税理士試験の受験2年目以降の勉強 【理論暗記 直前期以外】
税理士試験の受験初年度は、全ての理論暗記が新規理論であるため、まず暗記することが大変。
これは、暗記の得手不得手は多少あっても皆が通る道。
問題は2年目以降
2年目以降は、絶対に初年度よりも理論暗記にかかる時間は少なくなる。
この少ない時間で理論暗記をし、余った時間で計算問題の精度を確実に上げることが出来れば、2年目以降に確実に合格するし、そうでない場合は合格できない。
税理士試験受験2年目以降の理論暗記のやり方
まずは2年目以降の理論暗記で『これだけはすすめない』という方法から。
それは、
一応断っておくと、一年目に合格のために必要な理論暗記の半分も暗記できなかった場合は、受験予備校が用意したカリキュラムをしっかりと消化するべきだ。
対して、一年目に合格レベル程度まで理論暗記が出来ていたなら、自分で暗記のカリキュラムは作るべきだ。
なぜなら、1年目に暗記した理論は、全ての理論暗記が同じ深度で暗記できているわけではないからだ。
ある理論暗記は、スラスラ言えるが別の理論暗記は少し弱いなと言うものが必ずある。
当然、その理論暗記の深度は受験生それぞれ違うわけだから、やらなければいけないのは自分の理論暗記の進捗度を自分自身で把握し、自分オリジナルの理論カリキュラムを作ることなのだ。
これは、道路の舗装で例えると今まで舗装されていない道を舗装する。これが受験一年目。
次にやるのはもう一度まんべんなく舗装することではない。どこに、舗装し忘れがあるのか、アスファルトに亀裂が入っているのかを把握し補修する事が大事なのだ。受験二年目以降はこれを正しくやれるかなのだ。
オリジナル理論カリキュラムの作り方
まず、1年目に理論暗記をしなかった理論。いわゆる捨てた理論だ。これは、完全な新規理論なので、優先的に覚える。これは当然。次、去年覚えた理論。これは、全ての理論暗記を一通り覚え直す。この時に大事なのが、覚え直しにどれ位時間がかかるかを計測すること。
例えば、見開き1ページ5分以内でスラスラ口に出せるを暗記できたとするラインに設定して、時間を計測する。
そうすると、早く覚え直しができる理論と時間がかかる理論が順番になる。
脳みそは意外と単純で、その時に覚え直すのに時間を要した理論は、半年後に覚え直しても覚えにくいのだ。逆もまた然り。
であれば、覚えにくい理論からカリキュラムを組めばよい。一週間に何題覚えるかは、勉強できる時間によって決めればよい。
一番怖いのは覚えた理論に時間を使うこと
2年以降の理論暗記で一番怖いのは、
覚えた理論暗記に必要以上に時間を使ってしまうこと。
計算問題は解答→答え合わせで正解不正解が一目瞭然だが、理論暗記はそうでない。
スラスラ言えるようになると、覚えていることが楽しくなって、覚えている理論何度も繰り返してそこに時間を使ってしまう。
これが、2年目以降の罠。理論暗記は○分以内にスラスラ言えるようになったら、覚えたと定義して最低限の時間で後は計算問題の精度を上げる。
2年目は以降はとにかく理論の使う勉強時間を最小限に留める。この意識を常に持つことが大事。