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クラウド税理士息子と横浜のアンパンマンミュージアムにいきまして
先日、息子の江(こう)と二人で横浜にあるアンパンマンミュージアムに行ってきました。
息子も3歳半になり、言葉も豊富になり意思疎通が出来てきたこともあって、男二人のちょっとした冒険気分でした。
自分は息子と冒険しながらも、この『横浜』という場所と&『パン』にちょっと思い出ありでして、今日はそんな話を少々。
※ちなみに、今日の話は廣升のただの思い出話ですので、読んでもなにか役にたつ情報は一切ありません。
簿記一級に苦しんだ横浜
アンパンマンミュージアムは、横浜駅東口から徒歩15分。結構歩きます。
横浜駅東口をでるとすぐに、シューマイで有名な崎陽軒の本店があります。
この崎陽軒をみると、簿記一級を勉強した頃を思い出す。
自分は税理士試験の勉強は東京の水道橋でやってますが、簿記3級から簿記1級までの勉強は横浜でやっていました。
当時、実家暮らしで東京品川区西大井に住んでいて、横須賀線の西大井駅からはと東京文京区に出るよりも、横浜の方が実は早いのです。(西大井ー水道橋 36分 西大井ー横浜 18分※当時は武蔵小杉駅もなかったので16分)
横浜では、今はなきダイエックスという専門学校で受けていたのですが(ダイエックスはすでに専門学校なくなっています)まぁ、とにかく日商簿記一級が受からない。※日商簿記が受からなくて暗中模索だった記事はこちらに書いてます。→税理士試験その前に!簿記一級受験のススメ
だから、横浜駅の周辺をブラブラすると、その頃の記憶が走馬灯のように思い出されます。
岡田屋モアーズとか、東京ハンズとか、ビックカメラとか徘徊してました。
これどれくらい昔の話かというと、SO503が出て液晶の明るさとジョグダイヤルに狂喜乱舞してた時期です。当時ビックカメラ横浜西口店に並んだ記憶あり。
で、話戻して横浜崎陽軒本店。
日商簿記一級が全然受からなかったわけですが、簿記一級は税理士試験の受験資格を取得するために必要だった(当時)ので別団体の全経上級(全国経理教育協会)を受験していたのです。
この合格発表が、東口から徒歩5分の岩谷学園という専門学校でした。
当時はまだ、学校に合格番号が張り出されていたんですよね。今ならネットで一発じゃないとか思いますけど。
で、今でも忘れもしない。小雨が降ってて傘をさしながら合格発表を見に行って、合格してました。
本当に苦しんで合格したときって、大喜びというよりは、ホッとしたしかなかったなぁと。
その連絡をしようとケータイをかけようと思ったらなんか電波が悪くって繋がらない。
で、小雨の中を走りながら駅前まで戻ってきて公衆電話で母に合格報告をしたわけですが、そのときに電話の前に見えた崎陽軒本店が鮮明に記憶にあります。
ちなみに、崎陽軒本店の中で食事をしたことは一度もありません。
アンパンマンミュージアムへの道すがら
崎陽軒本店を過ぎて、アンパンマンミュージアムまでの道すがら息子とこんな会話。
江(こう)、アンパンマンの中で、一番大事なキャラクターて誰だと思う?
うーーん、アンパンマンとバイキンマンとホラーマン
自分たちの世代の頃はそもそも、ホラーマンなんていたっけなぁ?と思いながら、
いやぁ。いちばん大事なキャラクターは【ジャムおじさん】に決まりだよ。
えーなんでぇ
だってジャムおじさんがアンパン焼いてアンパンマンを作ってくれなかったら物語がはじまらないだろう?
この理屈で、まずはジャムおじさんを持ち上げる。
そして、
江。ところでさぁパパ昔ジャムおじさんだったって知ってた?
といって自分のパン職人時代の写真をみせて、
パパ結構やるよアピールをする!!!みたいな会話をしていました。※多分全然理解はしていないでしょうが…
ジャムおじさんのパン工場
たかだか3年とはいえ、元ジャムおじさん(パン職人)の自分は、やっぱり一番楽しいのは、【ジャムおじさんのパン工場】です。
アンパンマンのキャラクターをモチーフにした実際のパンが買えます。
こちら、どれも一つ300円以上します。パンを選んでいる家族とかから小さい声で
『パンが一つ300円!?高ぁぁぁい!!!』なんて聞こえてくるんですが、元ジャムおじさんから言わせてもらうと、全然高くない!!!と言い返してやりたい気分です。
この、アンパンマンたち。基本はパンを焼いた後、チョコレートの絞り袋で顔を書いていくのですけど、これがすごく難しい。
均一にチョコを絞るもの難しいし、アンパンマンの絵って目や口の大きさやバランスがちょっと崩れるだけでもまがい物感が半端なくなります。
この見るからに、やなせ先生のアンパンマンだよね。食パンマンだよね!って作るの思っている以上に高度なスキルが必要なのです。
なので、300円台。全然高くない。むしろ安い!と言っておきます。
ただ、ガラス越しに、見ていた焼く前のアンパンマンらしき生地への照りを出すために溶いた卵を塗っている手さばきはもうちょっと、手のスナップ使って優しくだよ優しくだよとか、心のなかで注文をつけていました。
ちなみに、息子が数あるキャラクターの中からセレクトしたアンパンマンキャラクターは
バイキンマンとかびるんるん
王道のアンパンマンファミリーをあえてチョイスせず、バイキンマンや比較的マイナーキャラクターのかびるんるんをチョイスするするあたりは、王道を歩いていない自分の息子の面目躍如といったところかと妙に納得。
しっかし、かびるんるんのクオリティー高。他のキャラクターの中でも群をぬいていますね。
やなせたかし先生のアイデンティティ
ジャムおじさんのパン工場で腹ごしらえをしたあともわちゃわちゃと時間を過ごしていたのですが、つくづく自分はアンパンマンに影響を受けまくっているなぁと再確認しました。
パン職人になろうと思った当時も、子供の頃も特別アンパンマンが好きだった記憶があるわけではありません。
むしろ、サンリオのハンギョドンのような今で言うキモカワ系キャラが好きだった。
しかし、勤務税理士時代にやなせたかし先生のドキュメント見てたら、このまま『勤務税理士では終われない』『なんのために生まれて何をして生きるのか答えられん』と思ったのは、やはり深層心理にやなせたかし先生のアイデンティティが入っているんだろうなぁと。
敵も味方もなくて、腹減っている人に食べ物あげたら嬉しいよ。これ以上の本質はないんだよねって。
そんな事を考えた、息子との小旅行でした。
息子がもう少し大きくなったら一緒にパン作ろう。