受験初年度で合格したいなら選んだ受験予備校と心中すべき
自分は簿記論、財務諸表論、法人税法は初受験で合格した。固定資産税は二回目の受験。消費税法は三回目の受験で合格。
二回目の固定資産税はテキストや答練を取り寄せて、勉強自体は独学。消費税も三回目の受験は固定資産税と同様の方法により独学。ただし、五科目とも受験初年度は 極めて従順に受験予備校のカリキュラムを遂行した。※受験予備校は 簿記論、財務諸表論は TAC 税法三科目は 資格の大原
受験予備校の用意した道を素直に遂行せよ
税理士試験はどの科目でも初学の受験初年度は、よほど成績が優秀で受験予備校の勉強では物足りない!という場合を除いて、受験予備校のカリキュラムや、担当講師のアドバイスを忠実に遂行したほうがいい。(前の話で、受験予備校は大原かTACにしか選択肢がない旨書いてますので、ここでいう受験予備校はこの2校のことを指しています)
理由は、税理士試験の初学者にとって、一から一年で一発合格を目指すにあたって受験予備校のカリキュラムは本当によく出来てるからである。自分が元大原簿記学校の講師出身という事で贔屓目も多少はあるが、特に大原のカリキュラムは本当に良く出来ている。TACは大原のカリキュラムを真似ているに過ぎない。※ただし、真似ているから結果的にTACのカリキュラムも良く出来ている…
圧倒的な合格実績にはわけがある。
どちらも良いからと二股は厳禁!!
ただし、注意したいのは、資格の大原かTAC片方の受験予備校で勉強しながら、直前期にもう一方の受験予備校の答練などを受けるはやめたほうが良い。
それをやっていいのは、受験2年目以降のいわゆるリベンジ組の受験生だけ。初学者の受験生には絶対におすすめしない。なぜなら、初学者にとって直前期の勉強で一番やってはいけないのは、勉強範囲の戦線拡大だ。ただでさえ直前期は、計算論点の解き直しや理論暗記の刷り直しで、『大変なのに気軽な気持ちで他の専門学校の答練の傾向くらいは知っておこう』などと手を出したら最後。
他の受験予備校の出題形式などの微妙な違いに、いつもと勝手が異なり点数が伸びない→点数が伸びないから不安になる→答練の解き直しなどを行う→学習範囲が広くなり本来やるべき基礎論点の学習が希薄になる、という悪循環に陥ったら最後。絶対合格できない。
受験予備校とは一蓮托生
もちろん、受験予備校のカリキュラムは万能ではない。カバーしていない論点が本試験で出題される可能性もある。それゆえ、資格の大原とTAC両方のカリキュラムを完璧に学習出来るなら、当然合格率は格段に上がるだろう。けれども、1年間という限られた時間の中でいかにに合格する可能性を最大化するか、ということを考えるなら、自分自身が選択した受験予備校と一蓮托生!直前期にも浮気をすべきではない。