自動同期設定をせずに取引の明細をアップロードする場合は、金融機関等からダウンロードをしたCSVデータをクラウド会計ソフトfreee(フリー)上にアップロードすれば完了します。これが基本的なやり方です。
しかし金融機関によっては独自の表示方法を採用していて、freeeに対応していないケースもあります。そのような場合でも表計算ソフトを使うことで、データを一手間加工することにはなりますがアップロードが可能です。
具体的な例と方法をご紹介します。
明細のアップロードとして必要な情報は、自動同期で取得する情報でもある日付・内容・金額の3つの情報です。これさえ用意すれば良いわけです。その為、下のキャプチャー画面のように表計算ソフトでデータを作成してからfreee上にアップロードします。こうして表計算ソフトで作成した情報をfreeeで取込むように設定すれば、取引データとしての取り込みが可能になります。
取引の明細データがCSVなどの表計算ソフトの場合は行と列が合っていますが、PDFデータのように文字列自体のコピーアンドペーストはできるものの、表計算ソフトに貼り付けると行と列の関係が不一致になります。これは表計算ソフトを使って整えてあげることで、明細データとしての利用が可能です。このケースでは単純にアップロードするだけというわけには行きませんが、次のメリットがあります。
データ加工の手間 < 明細の情報を一つ一つ手入力する手間
一つ一つ手入力をする手間の方が大変ですし、手入力は入力ミスというリスクもあります。そう考えればデータを加工する手間の方が安心で手間も少ない場合が多いです。せっかく存在するデジタルのデータを、少ない手間で自動で経理に取り込こむことも考えてみて下さい。
廣升 健生/大島 克之
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21 仕訳学習機能で自動で経理は進化する 【 freeeは使えば使うほど賢くなる 】
22 全自動化のルールを設定する① [freeeで全自動化マニュアル] 【 [freeeで全自動化]はルール設定がすべて! 】
26 現金の入力を全自動化する 【 現金入力だって工夫次第で全自動化できる! 】
28 ポスシステム等のサービスと連携させる 【 家計簿アプリと連携してfreeeの全自動化を進める 】
37 登録データの修正、削除を行う 【 間違った取引登録は修正、削除しよう 】
41 残高不一致の理由②【☓】無視をしてしまっている[チェックと分析] 【 freeeで取引の【無視☓】するときは注意です 】
取得した銀行明細を手動でfreeeに取り込む
freeeに取り込む明細を準備する
明細のアップロード トラブルシューティング