2017年税理士試験お疲れ様でした。税理士試験受験生の皆さんへ
今年の税理士試験は8月8~10日まで。受験を終えられたました税理士試験受験生の皆さんお疲れ様でした。※この記事は8日に書いているので9,10日に試験がある方はまだですが
当サイト升メディアでは最近は税理士試験に関連する記事の投稿はしばらくご無沙汰しておりますが、以前書かせていただいた記事にも関わらず沢山の方に読んでいただきまして大変光栄です。
一応、受験後にできれば読んでいただきたい記事のリンクだけ紹介しておきますのでお時間あればぜひお読みください。
税理士試験受験生の皆さんに今(2017年)伝えたいこと
ここ一年ほどで、当サイト升メディアを見た税理士試験受験生の方の何人かと、受験相談等をさせて頂くと異口同音に
また税理士試験関連のブログを書いてください!
と言われます。
ただ自分は正直税理士試験の話の本質的な部分は【パン屋が税理士になる方法】に書き尽くしたかなと思っています。
まぁ細かい受験テクニックを書いていこうと思えば書けるっちゃ書けるんですがあまりモチベーションが上がらないというのが正直なところです。
なぜなら、【それでも税理士めざしますか?】 でも書いているようにそもそも、会計業界全体が決して先行き明るい業界ではないと見立てているからです。
もちろん、だからといって経理業務がなくなるわけでも、会計税務の業務もなくなるわけではありません。
でも、昨今のクラウド会計や人工知能の発達で今まで会計や税務の知識がある担当者が行っていた業務がテクノロジーの進化で取って代わられているのは事実です。
そうなるとどうなるのか?
仕事としてはなくならない
しかし、テクノロジーで代替可能である
=その業務に携わっても満足な報酬を得ることが出来ない
ということになるのです。
今会計税務業界は人手が不足していると言われています。
「人手が少ないなら、業界の前途は明るいではないか?」
と考える方もいるかもしれませんが自分はそうではないと思っています。むしろ逆で
「労働時間や業務内容に対して満足な報酬が得られない 」
からやりたくない業界になりつつあるという認識です。
10年前20年前とは、全く世界が違うのだと思います。※自分はまだ独立5年なのでその時代の話を語る資格はありませんが・・・
それくらい、今実務の世界で起きていることのスピードは待ったなしです。
ちなみに、余談ですがこのテクノロジーが発達して人間にとって魅力のない仕事になるという話は、自分は実はもう20年も前に一度必死に考えたこと事があります。
それは【パン業界の本質を知ってパン職人をやめた話】に書いてありますが、早い話工場で作るパンが職人がつくる手作りのパンと同様の味なら職人の給料は上がるはずないよなってことです。
前置きが長くなりましたが、その待ったなしの業界の中で税理士試験受験生の皆さんに2017年現在の自分が伝えたい事は、
10年以上も前の自信の税理士試験の細かいノウハウ
ではなく
現在の実務家が何を考え仕事に従事しているか
だと考えています。
そのために、現在連載中のブログ【人工知能時代のサバイバル仕事術】を順次更新しています。
これを読めば業界のすべてがわかるわけではありません。たかだか一個人の独立税理士の考えている事です。ただ何か一つでも税理士試験を乗り越えた後の方向性の道標になればと思っています。
まずは、試験お疲れ様。そして少しでも参考にしていただければ幸いです。 廣升健生
人工知能時代のサバイバル仕事術
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