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税理士試験の合格体験記をどう活用するかが鍵 概念編
自分が税理士試験の受験をしていた頃(2002年〜2006年)は、インターネットは普及しだしていたけれど、今ほど皆ブログをやっていなかった為、合格体験記の類は受験予備校のパンフレットに書いてあるものや、短期間で合格した方の出版された勉強メソッド的な本ぐらいだった。だから今とは比べ物にならないくらい情報量は少なかった。
ただし少ない情報でも、合格体験記は日々の勉強をする上でとても有効だった。特に税理士試験の初年度は役に立った。それまで日商簿記の一級を勉強していたが、この試験は半年に一度本試験があるため、さほどスケジュールを意識しなくてもがむしゃら感で勉強できたが、税理士試験は1年に一度であるため、先人たちの勉強の仕方はとても参考になった。
自分がまずやっていたのは、とにかく合格体験記の類で集められる情報は、可能な限り集めること。
そして、とりあえず全て読んでみる。読んでみると、受験専念なのか、仕事をしながらなのか、一日何時間の勉強で合格したのか等の情報がわかる。更に、それぞれ与えられた環境の中での創意工夫の勉強方法があるが、その人独自の勉強法もある一方で、かなりの部分の勉強方法は最大公約数的に共通しているのがわかってくる。
例えばサッカーで考えると、ゴールの中にシュートするには、ある程度共通のフォームがあるが、ボールをゴールの外に蹴るなら、どんな方法でも可能だ。
いわゆる王道の勉強方法ってやつだ。
これを知るには、一つや二つの合格体験記よりもとにかく数多くのデータを集めたほうがいい。合格するために共通する勉強方法を探せたら、自身と近い境遇の合格体験記を探せばよい。
正直、受験専念の20代前半の受験生が、結婚し子供もいる仕事をしながら勉強していた方の合格体験記を実践しようにも無理があるのだ。勉強ノウハウは参考になっても、税理士試験への動機や背負っているものや切迫感や全く違うから、例えば睡眠時間を極限まで削って勉強しましたみたいな話を聞いても、実践しようにも殆どの場合は実践できない。
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