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税理士試験で使いたいおすすめのボールペン 計算編
ハイブリッドテクニカ 03ブルーできまり
自分は筆記用具へのこだわりがとても強い。税理士試験は、120分の試験時間のうちの多くを書くという作業に使うため、ボールペンを何にするのかは極めて大事。
そこで、今回は税理士試験の計算問題に使ったボールペンの紹介。
自分が選んだボールペンの基準は4つ
- インクの出がいい(なめらか)
- 細字
- 筆圧が強くても芯が折れない削り出し加工
- インクの色はブルー
この4つの基準を満たしているのが、ぺんてる ハイブリッドテクニカ 0.3mm ブルーだった
多くのボールペンを試した結果このペンに辿り着いた。では4つの基準の理由を詳しく解説。
インクの出がいい
まず、ボールペンを選択する際に水性のゲルボールペンにするか、あるいは油性のボールペンにするかは好みがあるが、自分は水性のゲルボールペン派だった。
理由は水性のゲルボールペンの方がインクの出がスムーズで、筆圧をかけなくてもインクが出る。これは結構大きくて、税理士試験の受験科目にもよるが、特に税法科目は計算問題の解答だけ記入するのではなく、その計算根拠となる算式を書き続ける場合が多い。自分が受験した税法科目は 法人税法、消費税法、固定資産税だったが、特に固定資産税は一度解答を作成しだしたら30−40分は解答の計算根拠をひたすら書き続ける。だから書き心地は滑らかであるに越したことはない。もちろん、計算が終われば理論問題もボールペンを走らせ続けるわけだから、なるべく書き疲れが少ないボールペンを選ぶ必要がある。
もう一つの理由は、同じ文字や数字を書いた時に、油性のボールペンに比べて水性のゲルインキの方が字が自分なりにきれいに書くことが出来るのも大きかった。油性のボールペンはどうも滑る感覚が苦手だった。
細字
計算用のボールペンと理論用のボールペンを分けているのは、細字の有無が大きい。計算用は絶対に細字が必須で、理論用は細字である必要がない。計算に使用するボールペンが細字の必要がある最大の理由は、問題用紙の中に備忘の数字などを書く際に小さなスペースにでも書き込む事が出来るか否か、というところにある。本試験は日頃行ってきたケアレスミスの防止対策をいかに忠実に再現できるかが合格の決め手。その際に、本試験は必ずと言っていいほど、新しい形式の出題がされる。そんな時に、どの様な問題の形式であっても日頃の自分が解答しやすいように数字を整理する必要があるのだが、そんな時に太字のボールペンで、ある程度のスペースがないと書き込めないようだと、付属の別紙などに数字を書いたりする。そうすると、問題用紙と目が離れるため、ケアレスミスが多発する。※参考
そうならないために、可能な限り小さいスペースでも書き込める細字のペンがいい。
筆圧が強くても芯が折れない削り出し加工
これは2つ目の細字という基準の追加項目であるが、細字のペンの弱点は筆圧が強いと芯が曲がったり折れてしまいがちということ。そのため、削り出し加工の細字である必要がある。
インクの色はブルー
税理士試験でははインクの色はブラックかブルー系という指定があるが、絶対にブラックはダメ。インクの色はブルーでも可能な限り明るめのブルーが良い。理由はブラックのインクを使っているとケアレスミスの発生確率が高いから。基本的にケアレスミスを少なくするには、出来るだけ問題用紙の中で必要な数字を整理する必要があるが、黒いインクだと自分で書き込んだ情報と問題用紙の文字と同化してしまい、自分で書いた情報を飛ばしてしまう可能性が高くなる。そのため、なるべく問題用紙の文字とコントラストがあればあるだけいいわけで、そうであればなるべく明るいブルーのインクがいいというわけ。
色々なボールペンを試したけれど
上記の4つの基準を満たすのが ぺんてるハイブリッドテクニカ 0.3mm のブルーとなるわけだが、このペンに至るまで、たくさんのボールペンを使ってきた。まず、自分の受験勉強当時(2002年−2006年)に爆発的にヒットした三菱鉛筆のジェットストリーム。これは、油性ボールペンであるにもかかわらず、とても滑らかな書き心地を実現していると話題だったが、滑りすぎて苦手だった。あと0.5位だとそれなりに書き心地はいいのだが、細くなるとインクの出方にムラがあってボツ。
※三菱鉛筆株式会社より画像をお借りしました
また、PILOTのハイテックCも一時期使用していたが、これは筆圧が強いとすぐにペン先が曲がってしまって使い物にならなかった。
削り出しの細字のペンというのでは、OHTOというニードルポイントという削り出しのボールペンのシリーズを一時期使っていたことがあったが、東京ハンズなどでしか売っておらず(当時は今ほどネットで気軽にショッピング出来なかった)、ぺんてるハイブリッドテクニカの様にどの文房具店でも気軽に購入することが出来なかった為、使うのをやめた。
結局最後まで試し続けたのは、ぺんてるハイブリッドテクニカシリーズの親分?になる、ぺんてるハイブリッドの0.5のブルー。書き心地やインクの滑らかさはぺんてるハイブリッドの方が上だったが、細字であることを優先して結局弟分のテクニカを採用した。
たかがボールペンされどボールペン
税理士試験は1年に1度。この本試験で自分の実力を発揮するためには、ボールペンを何にするのかはとても重要。上記の4つの基準のうちで特に、【細字】と【インクの色がブルー】は絶対だと考える。本試験の合格可能性を上げる一番はケアレスミスの発生確率をいかに下げるかが決め手であるため、細い字を問題用紙内に記入し、視界の中で数字を整理する事と、その記入した数字を色で判別するためには外せない要素だと断言できる。たかがボールペンされどボールペン。