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人工知能時代に生き残るために発信スキルを身に付けよう

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独立開業したらまずやるべき事3回シリーズ。まずはマーケティングの最低限を学ぶこと。次がメンターに会いに行くこと。そして今回が最終回です。
今回のテーマは【発信スキルを身に付ける】です。発信スキルとは、自分の持っている知識やノウハウを表現できるスキルです。
ブログでも、動画でも、セミナーでも、イラストでもなんでも良い。
人口知能時代を生き抜くためには発信するスキルは不可欠です。

6次産業の発想を持つ

今回の話のテーマである、発信スキルを身につけようという話について、自分は6次産業の発想を持っています。
6次産業とは、水産業や農業などの第一次産業が食品加工(二次産業)・流通販売(三次産業)にも業務展開している経営形態農業などを自社で全て行うというもので、1(一次産業)×2(二次産業)×3(三次産業)で6次産業。

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この発想を自分自身に当てはめれば、会計税務の知識やお客様に対応した事で得たノウハウ。
これが1次、その知識やノウハウを発信する為に加工しコンテンツ化するのが2次、そしてウェブやセミナーあるいは書籍などで発信するのが3次です。
これを、全て自分自身で完結するという事です。この発想を常に意識しています。

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画像編集なんて実は簡単

この2次と3次の発想。すぐ思いつくのはブログだと思います。
ただ、ブログは文字情報で誰でもすぐに始めることができる為、参入障壁は低いわけです。

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参入障壁が低いという事はライバルが多い。ライバルが多いなら差別化しないといけなくなります。
そうすると、画像編集、動画編集をはじめ、自分でイラストや漫画を描いてみるなど、ブログ×何かのスキルは必然的に必要になってくると考えます。
例えば、この記事で使っている画像も作れるスキルがあるのかないのかオリジナリティーは大きく変わるはずです。

ただ、【画像を作る】というと仰々しいですが、殆どの画像は作るというよりも、文字情報と素材の画像を組み合わせているだけです。

25-5 画像編集といっても、画像を組み合わせるスキルだけ身につければ良い。
そう考えると、その程度なら簡単に覚えることができそうだと思いませんか?
料理で例えるならカレーライスを作るとして、カレーのルーをスパイスから調合して作ろうと思ったらそれは、カレー専門店やよほどのカレー好きな方の仕事です。
自分は、「家で定期的にカレーライスを作っているんですよ〜」を胸を張って言ってます。
しかし、実際には、市販のカレールーにじっくり炒めた玉ねぎやニンジンなどをカットして入れているだけです。つまり用意された素材を組み合わせているだけ。

でもそれで良いのです、それでそのカレーライスは美味しいのですから。

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それっぽく見せるにはコツがある

そう考えると、動画編集だって撮影した動画を貼り付けるだけですし、イラストだって簡単です。
ただし、押さえておきたいコツというのもあります。
それは、なるべく素人臭さを少なくする努力をするいう事です。

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そもそも、上記カレーライスの話と同じで、プロの仕事を目指す必要は無いのです。
何せ、プロでは無いのですから。あくまで素人が作ったにしては悪くないねレベルを目指すのです。

今回は、画像編集で自分が気をつけていることを紹介します。

素材は既製品、最終形はオリジナル

画像編集をする際に、組み合わせるための画像つまり【素材】は自分自身で撮影した写真や風景などをすべて揃える事は、出来るに越したことはないですが、自分はあまりこだわりはありません。

今は無料で使用できる著作権フリーの画像素材のサイトなども多くありますので、活用すれば良いと思っています。

ちなみに、自分は画像素材は無料の素材はPAKUTASOを使用し、有料素材はPIXTAで購入しています。

ただ、無料有料に関わらず、インターネットで検索して入手した画像であるからには、その画像自体を無加工で使用しないように気をつけています。

例えば、この方

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無料の人物素材では有名な大川竜弥(おおかわたつや)さん。

このまま使うと、素人っぽいし何よりオリジナル感がない。

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でも、顔が切れるくらいのところでカットし、色を薄くして伝えたい文字情報を上に載せるだけで、それなりにオリジナル感がでませんか?(そうでもないというツッコミもあるとは思いますが。。。。)

すべての画像は、素材を無加工でアップせず、ワンポイントでも手を加えるようにしています。

カラフルにしない

例えば図解を作りにしてもついついカラフルにしたくなりますが、なるべく色は使わない方が素人臭がぐっと抑えられます。

下記の例で言えば、本日の論点は貸借対照表の【資産の話】をする場合には、その箇所以外は色をつけない様にしています。

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自分自身が極彩色を使うのがとても好きなので、いつも意識するようにしています。

フォントにこだわる

windowsにプレインストールされているMS Pゴシックを使わないようにしています。

自分は、有料のモリサワフォントを使用していますが標準で搭載されているフォントであればメイリオフォント(Meiryo UI)をおすすめします。

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プロを目指さない

今回は【発信スキルを身に付けよう】がテーマでした。

今回紹介した画像編集にしろ、動画編集にしろ、イラストを書くことにしろその道を極めようと思ったらそれこそ、奥の深~い話になってくると思います。

しかし、冒頭で紹介した6次産業の発想をもち、2次(コンテンツ化)、3次(ブログやセミナーなど)の発信スキルはまず

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くらいで取り組むべきだと思います。

そもそも素人っぽくない程度のスキルで良いのなら、本を一冊買って実践してみればどんなことでも10数時間あれば、なんとなくは出来るようになるものです。

これは、自分が【会計税務の専門家】という立場で考えた時に実感するのですが、例えばクラウド会計が登場する前であれば、会計帳簿は自力で入力する必要があったため、簿記の知識は当然必要で、入力後にチェックをするにしても、様々なノウハウが必要でしたがクラウド会計で取引明細を自動で取得して作成すれば、勘所さえ知ればある程度のところまでは出来るし、それなりに勉強すれば、自分で確定申告まで終えることも可能です。

これと同じことが、画像編集や動画編集など言えます。以前であれば、高価なソフトやパソコンが必要だったものが、今はなんでも簡単に始めることが出来ます。

自分はADOBEから発売されている PHOTOSHOP ELEMENTS と PREMIERE ELEMENTS から始めました。

あとは、やるかどうかです。