クラウド税理士、充実の2018年を振り返る

クラウド税理士、充実の2018年を振り返る

お久しぶりです。

セミナーなどの告知系の更新を除けば、前回のブログは6月13日の【税理士独立開業6年目に想う。妻アコLOVEな話】以来なんと半年振りの更新になります。
随分と更新しておりませんでしたね。。。。ブログの書き方WordPressの操作の方法もすっかり忘れてしまいました(汗)
ただ、以前からこのブログでも言っていますが、自分はブロガーではありませんので、書く必然性があれば書くしそうでなければ書かない。
で、ブログを書く必然性がないなぁなんて思いながら、そうこうしていたらあっという間に2018年も終わってしまいます。
あら、2018年終わってしまう!!後述する開催したワークショップの懇親会では二人税理士I氏にブログは書かないのか?とツッコまれ

1

ってわけで書くことにしました。

お題は2018年の振り返りです。

 ブログを全然更新しながった2018年の一年間は振り返ると、2013年に独立してから6年間で最も充実感のある一年でした。
そんな話を少々。

2018年は何やってたの?

自分は、情報発信については、毎年なにか新しい取り組みをしたいなと思っています。
2014年は、クラウド会計freeeの本【会社の経理を全自動化する本】を書いて
2015年は、膨大な量のブログ(年間900記事程度)を書きました。
2016年は、クラウド会計freeeの事務所活用法の動画【freeeで経理を全自動化する動画】を作り
2017年は、独立開業後はじめて、会計業界の同業者向けの全国10箇所のセミナーを開催しました。
で2018年はと言うと、2017年の全国セミナーの出会いから派生した3つの新しい取り組みをはじめました。

1.会計事務所クラウド化コンサルティングの本格化
2.クローズドのグループチャットの開設
3.会計事務所クラウド化マニュアルの執筆

1.会計事務所クラウド化コンサルティングの本格化

『クラウド会計は中規模以上の会計事務所では導入は進んでいるが、活用はされていない』
2017年の全国セミナーではそんな仮説を持ってのぞんだのですが、やはりそうでした。
で、そんな話がきっかけで、2017年末からスタートしたのが税理士法人アクセス様とのクラウド活用プロジェクト

top6

このプロジェクトをきっかけに、今日まで(2018年大晦日)までに半年かけてのコンサルティング4件と、単発の研修セミナー3件を行っています。

2.クローズドのグループチャットの開設

2017年の全国セミナーで感じたのは、本当に自分のブログを読んでくれている人が全国にいるんだぁなという事。
で、去年熊本会場に足を運んでいただいた、湯野さん。

クラウド税理士 熊本にて湯野さんは、税理士試験を受験し続けるのか、大学院へ進学し科目免除を取るのかで迷われていた時に、この動画を観てセミナーに足を運んでもらいました。
セミナーのあとに少し話をして税理士試験に拘るよりも大学院の方が良いですよ〜なんて話をした後に、実際の大学院の情報を共有するメンバーがいたら良いなぁという事で作ったのがクローズドのグループチャットでした。
今グループチャットは、サイトでメンバー募集しているのが、現在4つ。

税理士 コミュニティ 廣升 1

 

毎日活発なやりとりが行われているのかと言われればそんな事はありません。
ただ、聞きたい時に聞ける場があると言うのが大事と思っています。
あと、自分がブログを最近更新しない理由はこのグループチャットも大きな要因になっていますね。
ブログなどで、不特定多数の方に一方的な情報発信を続けてきたら、一回転してやっぱり目の前の人を大切にするのが本質だよなぁて自分の中で腹落ちしたのです。
これブログでの情報発信の話は、クラウドの活用による効率化の話と本質は全く同じ話で、4月に【クラウド会計で業務効率化をしたら母と二人で旅がしたくなった話】というブログを書きましたが、

タブレット

クラウドで業務効率化を突き詰めれば詰めるほど、家族や両親から大切にしようっ♫てなるみたいな感じです。
ちなみに、今年の仕事納めはグループチャットなど限られた媒体のみで声掛けした少人数ワークショップの福岡開催でした。※他には東京、大阪で開催しました。
大学院に進学した湯野さんも参加いただいて近況を聞いたのですが、1年前に話をした時のモヤモヤした雰囲気が嘘のように晴れ晴れした表情が印象的でした。
※大阪、東京開催でも大学院の動画を観て進学を決めたなんて言っていただける方が何名もいてワークショップの内容の声よりむしろそちらの方が嬉しかったです。って事で、大浦さん動画第3弾企画しましょう!

3.『会計事務所クラウド化マニュアル』の執筆

2018年の年末年始も、休みなく進行中のプロジェクトがこれ。
『AI時代のサバイバル戦略←これサブタイトル 会計事務所クラウド化マニュアル(仮)』の書籍の執筆をしています。
ブログを更新していない最大の理由がこれです。わりかしもがき苦しみながらアウトプットしています。

今回の執筆は清文社様よりお声がけいただきました。
7月に登壇させていただいたFICセミナーで、お声がけいただきました。
このセミナーも源流は2017年で開催したセミナーに足を運んでいただいた、竹内先生にお声がけいただいたわけで、結局大事なのはリアルのコミュニケーションなんだよなぁって話は、また横道それるのでこのへんにしてこの書籍の話。
7月中旬に企画案を作ってから既に5ヶ月半。ずっと作ってます。そしてまだ、道半ばです。
この書籍。発売予定は2019年2月末(価格は未定)、頁数は320ページ(の予定)、内容構成レイアウトなどはほぼ全て一任いただいて自分の裁量で作っています。
で、その何に苦労をしているのか。この3つなんです。

1.読者設定

今回の執筆で一番重要視しているのが誰に読んで欲しいのかの設定です。
つまり読者のターゲットの設定です。
今回の書籍のターゲットは『クラウド会計を導入してみたが活用がうまくいっていない、廣升の事など知りもしない同業者』なのです。
書籍は清文社から出版されるので、会計税務の専門書の棚に置かれるわけです。
そして、自分の名前など知りもしない人。自分で言うのもなんですが、クラウド会計の情報をネットで丹念に収集しようとしたら、ブログや動画などで1つや2つはどこかで自分のコンテンツにヒットするはずです。
でも、コンサルなどに行けば実感しますが、クラウド化のコンサルだ!と言っても例えば15人の会計事務所で自分のブログを一度でも読んだことあるなんて同業者なんて、せいぜい2人くらい。
ブログはその知っているコアな2人に向けて書けば良いわけですが、今回の書籍のタイトルは『会計事務所クラウドマニュアル』。
自分の事なんて知りもしない13人にどう理解してもらうかが大切なわけです。
興味を持っている人に更に興味を持ってもらうはそれはそれで大変なんですけどそれはブログでやっていること。
でも、全く興味がない人に興味を持ってもらう事がいかに難しいかはコンサルのテーマだったりするわけでそのテーマがそのまま書籍の読者設定のテーマなんです。

2.構成

自分は、2014年に(会社の経理を全自動化する本)を執筆させてもらいました。
あの本も構成は全て自分が作ったわけですが、さほど難しくはなかったのです。
理由は、内容がクラウド会計freeeのトリセツ本であるため、機能紹介を帳簿作成や決算書、申告書などの時系列に沿って解説していけば良いからです。
対して今回の書籍は特に決まったルールはありません。税法の様な誰かが作ってくれた法体系図などがあるわけでなく、自分で体系図を考えました。
そして、その体系図をどの順番で解説すれば、ページを読み進めていただけるかを試行錯誤したわけです。

2
ここがブログと書籍の一番の違いなんですよね。
例えるならブログは世にも奇妙な物語みたな15分くらいのオムニバスドラマ。
対して書籍は連続ドラマ。
いくら面白いオムニバスドラマを何十本つなげても一つの面白いドラマにはならないんですよね。
そして、書籍を連続ドラマと見立てるならいちばん大切なのは第一話。しょっぱなでつまづいたら終わりなわけです。
そんなことを考えながらあーでもないこうでもないとやってたら、実際の原稿を書き出す前まで非常に時間がかかりました。

3.レイアウト

で、今現在進行形で試行錯誤を繰り返しているのがレイアウトです。
今回、レイアウトの微調整も全て一任いただいて執筆しているのですが、これが想定していた何倍も手間がかかっています。
自分はブログの作り方のこだわりに画像の使い方というのがあって、以前ブログでもこの様な記事を書いています。
執筆当初は、ブログの画像の作り方を書籍に応用すれば良いのでしょう!くらいに考えていたわけですが、作成していくうちにブログと書籍の大きな違いに直面しました。
それは、ブログはページという概念がなくスクロールで完了するのに対して、書籍はページをめくるという事。
ブログでの画像の使い方について自分のこだわりは、文章だらけにせずスマホの1スクロール毎に何かしら画像が見えようにする。
書籍でも同様に、見開く毎に何かしらの画像(アイコンや、図解など)を入れることで読みやすくする事をしたわけですが、その結果挿入する画像は280以上(まだ増えてます)。
その画像を配置してみると、大きすぎると見開きのページの文字がスカスカ。逆に小さすぎると文字が多すぎると、この調整に時間がかかっているのです。
ま、この辺の話は、細かい自己満足のこだわりに近い話も多いのですが、書籍でも会計事務所のクラウド化の本質は『情報の伝達率を上げること』なんて豪語しているわけで、自分の伝えたいことをいかに伝達するかに真摯に取り組まないなら何も伝わらないわなぁなんて思いで書いています。

まとめ

だらだらと2018年の振り返りを書きました。
こうやって振り返ってみて改めて実感するのは2018年は充実感が高かったのは、バランスが良かったのだろうなと思っています。
2017年の全国セミナーをするまでは、自分の中では会計実務で仕事させていただいている顧問先やお客様がリアルのお付き合い。
ブログや動画などの情報発信は一方通行の自己表現。
ただ、去年のセミナーから、取り組みや価値観に共有いただけるリアルな繋がりを作りつつ、次の情報発信として書籍の執筆を進めている。(まだ終わっていませんが。。。)
そんな事を一年間ワチャワチャと進め、【税理士独立開業6年目に想う。妻アコLOVEな話】から半年もブログの更新をしていない間に、妻アコのお腹がいつの間に巨大に。

3
来年5月に誕生予定!新元号ベイビーです