税理士がマイナンバー制度のデメリットについてひとり社長に解説しました
こんにちは、合同会社ニャンバまいの 代表難波(なんば)まいです。
前回までの話で、個人番号カードを入手する方法までは教えてもらいました。
今回は、以前マイナンバー制度のメリットを聞いた時に、デメリットを聞き忘れたので教えたもらおうかなって思っています。
デメリットですかぁ。まぁ、前回解説したように個人番号カードの交付を受ける為に事務手続きがあったり、一定規模以上の会社になると従業員のマイナンバーの管理のために、コストがかかるというのはデメリットと言えると思いますね。また別の機会に話をしますけど、マイナンバーを漏洩させたりすると罰則がとっても厳しいんですよ。だから厳重に管理しないといけないので。
正直いって、うちの様な代表の私と事務のアルバイトの2人の会社だと仕事を振っているフリーランスのライターさんとかの個人情報の管理も割と適当なんですけどそこら辺の管理をしっかりしないとダメって事ですよね。
そうですね。まぁ別の機会にどうやって管理なければいけないか、小さい会社の対処法なども話をしますよ。そこはデメリットというよりもどんなことをやってもリスクってゼロにならないので、リスクを最小限にする取り組みや対策を解説しますよ。例えば、freeeなんかは、マイナンバーを自身で管理するリスクを宣伝して、ビジネスにつなげようとこんな表を作って注意喚起してますよね。
なるほど、確かにデメリットだと言っても始まらないですもんね。リスクと向き合っていくほうが建設的ですね。
そうですよ
あと、ネットで調べるとマイナンバーによって副業がバレてしまうなんて言うのもデメリットと言われていないですか?
難波さん!そこは、デメリットというのは、違うと思いますね。マイナンバー制度の概要でも話をしたけど、マイナンバー制度は車の運転で例えるなら高速道路にスピード違反用の監視カメラが増えて様なもので、スピード違反者にとっては以前より取り締まりがされる可能性が高くなったというだけで、違反していない人にとっては何も変わらないし、スピード違反の車がぶつかってくるなんて事が少なくなるんだからメリットはあってもデメリットはないはずでしょ
まぁおっしゃるとおりですけどね。スピード違反しているのが悪いんですもんね。
副業して稼いでいてもちゃんと確定申告していれば問題ないわけですからね。それがバレて困るのは自分がやましいことをしているって言うことですからね。
ただそれは正論なんですけど、実際問題として特に女性!サラリーマンの旦那の給料が少ないからって、日中の事務の仕事のあとに、週に何度かキャバクラで働いている知人がいますよ。
まぁ、その知り合いの方がキャバクラで稼いだ分も含めて確定申告していればいいですけど、もしこっそりやっているなら、職場にバレてしまう可能性は確実に高くなるでしょうねぇ。
普通に考えて、昼の職場に夜キャバクラで働いていることを、報告しているってないですもんね。そう考えると夜の仕事で副業している人で仕事をやめてしまう方って多そうですよね。
そうですね。あと考えられるところだと、架空の人件費で経費を水増ししている場合とか、外国留学生に違法就労させている様な性風俗店や飲食店なんかも、マイナンバー制度は都合が悪いですよね。
そうか。マイナンバー制度によってその人が存在するのかしないのかがマイナンバーによって筒抜けになるってことなんですもんね。そこをモヤモヤにしていた業界にはデメリットが多いのかぁ…
難波さんの会社は大丈夫でしょ?
うちはぜんぜん大丈夫なんですが、フリーランスのライターで最近全く別の業種でデスクワークの仕事で会社勤めを初めた方がいるので、ライターの仕事は実質的に副業になると思うんですよ。
なので次回、知識としてさっき話に出た、キャバクラ嬢の副業がなぜ会社にバレてしまうのが解説してもらっていいですか?別に悪いことを考えているわけではなくて、そのフリーランスのライターの方にうちの副業分も申告してねって正しくいうために
了解です。では次回は、なぜ副業がばれるのかの仕組みを解説しましょう。
よろしくお願いします