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税理士がマイナンバーと法人番号の通知についてひとり社長に詳しく解説しました
こんにちは、『合同会社ニャンバまい』の代表 難波(なんば)まい です。前回は個人に付されるマイナンバーと法人番号の特徴や違いについて教えてもらいました。そこで、また疑問が出てきました。
はい、何でしょう?
私の場合は、わたし個人のマイナンバーと合同会社ニャンバまいの法人番号をが付されるってことだと思うんですけど、その番号ってどうやって知ればいいんですか?
じゃあ、今回はそこを解説しますね。マイナンバーと法人番号は、通知の仕組みが微妙に違うのでね
お願いしまぁす
個人に付されるマイナンバーは2015年10月から順次送付
この記事を書いているのは2015年10月7日。マイナンバーの通知は、2015年10月5日時点の住民登録のある方に対してすでに始まっています。(実際の発送は10月中旬から11月にかけて予定されています)
個人に付されるマイナンバーは、日本に住民登録をしている全ての方。そして住民登録住所に世帯ごとに同じ封筒で、世帯主あてに簡易書留で郵送されます。
送られてくるのは『通知カード』というカードです。デザインは下記になります。
※出所 社会保障・税番号制度の概要PDF
送付されるかカードには、12桁のマイナンバー(個人番号)と『氏名』『住所』『生年月日』『性別』(基本4情報)が記載されています。このカードの留意点は、顔写真は掲載されていません。そのため、「個人番号を証明する公的書類」ではありますが
通知カードは「身分証明書」にはなりません。
なるほど!わたしの家族は夫婦子供の3人なので、世帯主である夫宛てに通知カードが3人分届くってことですね。身分証明書にはならないのかぁ
そうですね。身分証明書にしたいなら、別途手続きが必要でそれは次回以降に話しますね。ちなみに、最初に送られてくる通知カードは無料ですけど、紛失してしまっての再発行は有料の予定なので無くさないように気をつけてくださいね。
個人のマイナンバーはわかりました!法人番号はどうなんですか?
法人番号も2015年10月から順次送付
法人番号も2015年10月から順次送付です。発送元は個人番号が各市町村であるのに対して、法人番号は国税庁です。そのため、国税庁のホームページに法人番号の通知書発送予定日が掲載されています。
例えば、東京都港区に所在する法人(設立登記法人)であれば、2015年10月22日(木)が発送予定日です。
※出所 国税庁 法人番号の「通知・公表」開始スケジュールについて 画面キャプチャを一部加工
発送先は、法人番号の指定を受けた法人等の登記上の本店または主たる事務所の所在地に郵送で送付されます。また国税庁からの発送が実施されると、通知されたものから【国税庁 法人番号公表サイト】にて、法人番号で法人の商号や所在地を調べることが出来るようになります。
※出所 国税庁 法人番号公表サイト 画面キャプチャの一部を加工
なるほど、法人番号は、前回教えてもらった【マイナンバーと法人番号の違いについて】で個人のマイナンバーと違い、おおやけに公開され自由に使用することができるってことでしたもんね。
そうです。法人番号は通知がされたって時点で、法人におおやけの番号が付されたことになるので、検索も可能になるってことなんですね。
マイナンバーは厳格に!法人番号は比較的オープンに!ただ、どちらにしてもまずは番号の通知が郵送で送られてくるのを待って、他のDMなどの不要な郵便物と混じって捨てることが無いようにだけ気をつけたいと思います。
※この会話に出てくる合同会社ニャンバまいと代表難波まいは架空の会社および人物です。
⇒次の話はマイナンバー制度の【個人番号カードとは】