マイナンバーと法人番号の違い top

税理士がマイナンバーと法人番号の違いについてひとり社長に解説してみました

namba0

こんにちは、合同会社ニャンバまいの代表 難波(なんば)まいです。 前回はマイナンバーの素朴な疑問について教えてもらいましたが、今回は会社のマイナンバーについて教えてもらおうと思ってます。

18否定 hiromasu

難波さん!最初から突っ込むのも恐縮なんだけど、個人に対する『個人番号』はマイナンバーという言葉を使います。法人はマイナンバーとは言わないよ。法人は『法人番号』ね。以前説明した『マイナンバー制度の概要とメリットについて』の説明でもちゃんと使い分けていたでしょ?

マイナンバー制度名称は使い分け

10nambaぼうぜん

廣升さん今回は最初から細かいですね。専門家みたいです…

00 基本2 hiromasu

まぁ、個人と同じ様に法人にも番号が付されるけれど、取り扱いはずいぶん異なりますからね。だから名称はしっかりと使い分ける必要があります。

08namba指示

じゃぁ今回は、個人に付される『マイナンバー』と、『法人番号』の違いについて教えて下さい。これでいいんですよね?

20指差し hiromasu

正解!

大きな違いは、【桁数】と【取り扱いの厳重度】

まず、個人に付されるマイナンバーと法人番号の一番大きな違いはその桁数です。マイナンバーは12桁ですが、法人は13桁です。会社等の法令により設立登記をした法人(設立登記法人)の場合は、商業登記法に基づく会社法人等番号(12桁)の前に1桁の検査用数字を加えた番号になります。法人番号が付される対象となる法人は、設立登記法人など一定の法人です。※一定の法人について詳しくはこちら(外部リンク 社会保障・税番号制度とは > よくある質問(FAQ) > (8)法人番号に関する質問 Q8-3)

そして、もう一つの大きな違いはマイナンバーについては、使用や管理について厳格なルールや罰則があるのに対して、法人番号は非常にオープンでインターネットを通じて国税庁のホームページにおいて公表される事を予定しています。

公表される情報は、法人番号の指定を受けた者の①商号または名称、②本店または主たる事務所の所在地および③法人番号の3項目です。

参考までに、その他のマイナンバーと法人番号に違いはこの図を参考にしてください。

個人法人違いマイナンバー制度2

04namba感心

なるほどぉぉ法人番号っていうのは、個人に使うマイナンバーよりも自由に使えるって事なんですね。ただ例えばどんな事で使うんでしょう?

07納得hiromasu

例えば、税理士の仕事だとクライアントの確定申告書を作って、所轄の税務署や、市区町村などの地方自治体に提出しますけど、現在は税務署は税務署の管理番号、市区町村もまた別の管理番号だけれど、共通の法人番号になれば問い合わせの際にも楽ですよね。もちろん、税務署と各自治体との情報の連携もやりやすくなるでしょうしね。

namba

確かにそうですね。例えば民間の企業でも、顧客の管理の為に法人番号を使うっていうのもアリってことですもんね。個人のマイナンバーの様に使用に制約がないわけだから

18否定 hiromasu

そうですよね。だから例えば 合同会社ニャンバまい でパソコンをインターネットで購入しようとしたら必須の記入欄に法人番号を記載して、その後の電話サポートを受ける時も『まずはお客様の13桁の法人番号をお教え下さい!』ってなるんじゃないですかね?

マイナンバー制度図解10

06namba喜ぶ

それ便利ですね。一回暗記してしまえば、いたる所で使えるわけですしね。意外に制約の多い個人のマイナンバーよりも法人番号の方が、どこでも使える共通の番号って便利じゃんって実感するのは早いのかもしれないですね。

03 承諾hiromasu

ですね。

※この会話に出てくる合同会社ニャンバまいと代表難波まいは架空の会社および人物です。

⇒次の話はマイナンバーと法人番号の通知について

5マイナンバーと法人番号の通知について

mokuji

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