税理士事務所サイトの人気コンテンツは、出版のボツネタが元になっている
このサイト 升メディアは月間11万PV(2015年11月時点)だが、PV数の8割位は税理士試験の勉強方法関連のコンテンツだ。
Google検索でも 税理士試験 というキーワードで7位(2015年9月現在)だし、【税理士試験 勉強】 や 【税理士 理論】 などでは検索一位になっている。
ただこのコンテンツ。元をただせば、出版の企画が通らなかったボツネタ。
時は遡ること2014年5月頃、一通のメールが来た。
会計税務の本はもちろんビジネス系の本なども多数出版されているN社で、まだこのサイトも存在しない(※このサイトは2014年12月開設)時にに税理士のデータベースのようなもの?に目をとめていただき前職がパン職人という異色の経歴から 本の企画を一緒に考えませんか?というお話を受けたのだ。
もちろん、企画を考えても通るわけではないという説明を受けて、なにかないかと考えた時に自分の一番の強みは
自分の税理士試験の勉強体験記だろう
ということで書いたのだ。
内容は、話のタイトル上げを60ほど。そしてある程度の文章を書いて、全部で3万文字を程度の企画案を提出した。
しかし、税理士試験の受験生のパイが小さいので、部数が見込めないとのことで結局企画会議のようなものにも、あげてもらえずうやむやのまま終わったしまった。
せっかく、記事自体は書いたのでこの話をサイトでアップすることは出版社に連絡し、サイトにアップをはじめた
最初は、このサイト自体がなかったので、STORY.JPというサイトのにアップしその後当サイトに引っ越し。今では、一日3000PV近く稼ぐサイトのキラーコンテンツであるパン屋が税理士になる方法になった。
この話で感じるのは、
本当に熱量のある記事はGoogleの検索は裏切らない
ということと
出版社の企画が通らないからといって、需要がないわけではない
ということ。
当然、出版社は営利企業であるため、ある程度の販売が見込めないものに予算は使えないので、出版の企画が通らなかったのは正しい選択かもしれないが、知りたい人や興味がある人は確実に存在する。
その記事が面白いなら、どういうアルゴリズムかは知らないが、Googleは必ず評価して検索の順位をあげてくれる。これが真理だと思う。
書き手の熱量ってやっぱり伝わるので、裏を返せば熱量のない論点は記事にしない。そんなものは時間の無駄だから
会計税務の、ありきたりな解説記事を書かないのもそんな理由。ただ、新しいアプローチで伝える手段がを思い付けば書きたいと思っている。
例えば、パン屋の廣升にと税理士廣升の対話式で、簿記の仕組みを教えていくような。
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【2015年11月29日追記 2015年11月30日分投稿】