03freee本執筆に必要だった3つのスキル
本を書くにあたっての必要なスキルとは!?
freee本の依頼の経緯は前の話で書きましたが、その後作成がスタートしました。
本の骨子は7月中くらいの1ヶ月程度で作成が完了しました。
全体の流れはさほど難しくなかったのです。
まずは
1.クラウド会計ソフトfreee(フリー)の機能紹介
2.準備
3.日々の登録作業 ここでfreeeの使い方を解説
4.給与計算の全自動化
5.決算作業
6.確定申告
と作って、イメージ図もなんとなくのものを配置して、編集者からは本のレイアウトイメージと見出しタイトルを確定させれば、後は執筆を進めるだけですからという話で、パワーポイントで下記のような骨子やキャプチャーを入れて、全体像はわりとスムーズに作業が進んだのです。
※なんとなくのイメージキャプチャーを配置して骨子を作っていった
しんどいのはそれから
今回の執筆にあたっては、給与計算のパートなどで執筆協力をして頂いているのが見開き6ページ程度。
その他はすべて自分が全体像の立案、執筆、図解作成、画面キャプチャの取り出し等の作業を行っています。
一番しんどかった作業は、文章を書きながら同時進行で図解も考え、画面キャプチャも作り、当然会計や税務の基本ルールも入れ込む作業。
画面キャプチャを撮ってそこに操作解説をいれるのは、テクニカルライターであれば得意でしょうし。
今回は編集協力として、テクニカルライターの大御所で自分も趣味で行っている動画の作成の際には必ず著書を購入している阿部信行さんに企画段階から入ってもらい、自分の原稿のリライト作業を行ってもらいました。
※阿部さんの著書 動画は全てこの本で勉強しました。
実は最初の企画段階では、画面キャプチャの取込等の作業は阿部さんがやるという話だったのですが、途中から自分がやらなければいけないことを悟ったのです。
理由は『阿部さんは、会計の専門家ではない』
パソコンソフトの解説本の様に画面キャプチャを取ることは簡単でも、
自分が書いたfreeeの操作解説や登録画面については、どこを画面キャプチャすればいいの?
という話になる。詳細に指示をして、細かいニュアンスを伝えて作業してもらう位なら自分でやったほうが早い!
という話になってしまって、冷静に考えれば当然の話ではあるし、その点を軽く考えていた自分に落ち度があるのですが、結局のところ、すべての作業を自分がやらなくてはいけないことが執筆を進めていくうちに徐々に明らかになってきたのです。
結局、
- freeeをしっかり熟知し
- 画面キャプチャー等のテクニカルライターの様な作業も出来る
- 会計税務の専門家
というが本書の執筆者として求められるスキルであり、特にテクニカルライターの様なスキルが皆無だった自分にとっては、日々阿部さんにアドバイスを受けながらの作業の連続でした。