独立開業税理士はマイノリティであればあるほど輝ける

ウェブはマイノリティであればあるほど輝ける2

ウェブはマイノリティであればあるほど輝ける

現在のホームページを2014年12月に立ち上げて、約一年がたちます。

サイトに沢山のコンテンツをアップしてきてつくづく感じるのは、ウェブでコンテンツをアップ位している自分の活動はお笑い芸人と似ているなぁと言う事です。お笑い芸人って、多分小学校とか中学校とかにいても、超変わり者だと思うのです。
クラスにいる背が高かったり、足が早かったりの人気者ではなくて。

でもその変わったところ。例えば容姿がいびつだったり、目の付け所シュールだったりを電波にのせて世に問うと、それを面白いという人が沢山いるという。。。 ウェブのコンテンツも全く同じことが言えると思います。

例えば、升メディアで一番読まれているコンテンツ群は『パン屋が税理士になる方法』という、税理士試験の勉強ノウハウコンテンツです。

このコンテンツは、2015年11月現在【税理士試験】と検索すると 3位にヒットします。上は国税庁とwikipedia。受験予備校のTACや大原、LECやクレアールよりも上です。

ただ、このコンテンツはなぜこれほど読んでいただけているのかと考えると、パン屋が税理士試験に合格したという経歴がユニークだからだと思うのです。 多分同じコンテンツを書いていたとしても、有名大学の経済学部を卒業した人がそのまま税理士試験を勉強して合格した体験記を書いたとしてもこれほど読んでもらえるコンテンツになっていないと思います。

お笑い芸人のように、人と違うということが大きな大きな武器になっているのです。

クラウド会計なんて超マイノリティーだった

廣升健生税理士事務所でサービスを提供しているクラウド会計を使った税務顧問サービスなんていうのも、2015年11月の今でもマイノリティーですが事務所のサービスをクラウド会計に特化させた2014年1月なんて、そりゃー今とは比較にならないほど超超マイノリティーでした。
今でこそ、クラウド会計ソフトfreee40万を突破したと発表されてますが、当時はfreeeの登録者数がまだ2万を超えたところ。
だから、例えば事務所の近所にいくらクラウド会計やりませんか?といっても、話が通じるわけもないという。。。。
で、行った施策は100人にひとりもクラウド会計を使いたい人がいないなら、1000人に聞いてみれば、1000人でもいないなら1万人でどうだ?例えば10万人に1人やりたい人がいるなら、1億人が閲覧できる環境にコンテンツをアップしすれば、1,000人が潜在顧客になるよね。
という発想で、インターネットに活路を求めたということなのです。

マジョリティーのサービス提供しているならウェブ集客は意味がない

最近同業者の方はもちろん全く違う業界の方から、ウェブでの集客について相談されることがありますが、マイノリティーなサービスを提供するならコストや手間に見合った効果は得られないかもしれないですよという話をよくします。

例えば、税理士事務所なら記帳代行をメイン業務にして、月に一回往訪をしてといういわゆる従来の会計事務所のサービスを行っているのであれば、商圏は自ずと限られてくるわけでそんな会計事務所がネットで、情報発信する意味はさほど大きくないですよね。

例えば、スタッフがもちまわりでブログをアップするくらいなら、月刊○○事務所通信のようなかわら版を作って、お客様に持って行くとか例えば、相続税の案件を取りたいなら高齢者の方にも読みやすい字の大きさの相続税の簡易計算の仕方などを解説した小冊子のようなものを作成して、ドアノックで手渡しした方がよほど効果は高いと思います。

だって作成する手間や配布する手間を考えた場合に100時間で小冊子を作成したとして、1日2時間20件ずつドアノックをすれば、100件もまわれば1件や2件の問い合わせはあると思います。時間にすれば、120時間で1件の問い合わせ。
対して、サイトのコンテンツを120時間位で4時間で1コンテンツ作って、30コンテンツ。

相続税のコンテンツなんて、ライバルがひしめいてますから30コンテンツくらいでは、google検索のトップページには、まず表示されません。

googleの検索だと、トップページに表示されないなら検索からサイトを見つけてもらえるのはないに等しいので、120時間はほぼ徒労に終わる可能性が高いのです。

これも、冒頭で話がでたウェブの戦略はお笑い芸人に似ているというのと絡めるのですが、インターネットで検索するのって、誰でも出来ますよね。で、検索したトップページ中から、ほしい情報そうなものを選んでますよね。

でそのサイトを見ると自分にもこれくらいの記事なら書けそうだなと思うことってあると思います。お笑い芸人もテレビのグルメレポートとか見ると、あれくらいの事なら自分でも出来そうじゃんって思ったことないですかね?

でも、そこに行き着くまで、テレビに出演できるまで長い長い下積み時代が皆さんあるはずです。それでも、テレビに出れたならラッキーで一度も日の目をあびずにやめてしまう方がほとんどなはずです。 サイトの検索もそれに近い所あります。例えばgoogle検索の1ページはたったの10個の椅子しかありません。 マジョリティーのサービスでそれを目指すのはかなり過酷です。自分ならやらないですね。

注目しているマイノリティー税理士がいます

今、自分が一番注目している税理士がいます。それは、かみむら会計事務所の税理士上村大輔さんです。

かみむら会計事務所
最初に、目にとまったのがクラウド会計についての四コマ漫画動画!

正直に言いますが最初見た感想は。

01あきれるhiromasu

内容うす~~

でした。※上村さんすいません m(__)m

それがこの動画です

その後このイラストのタッチがクラウド会計freee運営するオウンドメディア経営ハッカーの記事で、同じイラストタッチに出くわして

あの四コマの税理士だということで、自分からコンタクトをとってお付き合いさせていただいてます。

この税理士の上村さん。聞けば聞くほど、マイノリティーにビジネスのスポットを当てています。
例えば、2CHOPOというLGBT(エルジービーティー)のコミュニティーサイトに、ゲイバーの開業に向けた会計税務の留意点について非常に内容に濃い連載をしていたりする、日本初(?)のLGBTフレンドリーな税理士事務所なのです。

失敗しないゲイバー開業への道!失敗しないゲイバー開業への道!

ちなみに、【LGBT 税理士】だとかみむら会計事務所がトップですね。
また、全てご自身でイラストも書いているとのことで、唯一無二のコンテンツになっているのです。

また、ご自身が漫画を書くから、同人誌を作った際の会計税務についても、熱いです。話をしていても物腰が柔らかでとても気さくなので、サイトでもPRしている初めての税理士にピッタリだと思います。今度一緒にコンテンツを作ろうと言う話もあがっているので、こうご期待ください。

つくづく思うインターネットで時代に生まれてきてよかったなぁ

かなり長文になりましたが、Webでコンテンツを上げて成果を出したければ、まず自身のサービスや経歴などが、マイノリティーかは重要です。

マイノリティーなら勝機は十分です。一昔前だったら、絶対に出会うことがなかった人材やサービスを見つけられるのがWebのすごいところだと思ってます。

現在、うちの事務所でサービスを提供させていただいている半数程度は東京以外の地域ですから。この時代に生まれてきた本当によかったなぁとつくづく思う今日このごろです。

【2015年11月8日分】
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