ウェブでのブランディングは税理士試験に合格するより大変です

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ウェブでのブランディングは税理士試験に合格するより大変です

自分のサイト升メディアは2015年10月現在【税理士】とgoogle検索すると、トップページの2位から5位くらいで推移し、税理士事務所、会計事務所の中では、1番に表示されます。(他の上の順位はウィキペディアや、国税庁など)

1番に表示されるまでに、要した時間は去年のサイト開設をした2014年12月から1年弱です。

自分は税理士試験を合格するのに足掛け5年を要しました。それに比べたら1年で、検索の上位に表示されるようになり、お陰さまで集客についてもさほど困らなくなりました。

時間だけ見れば、5分の1です。ただ、税理士でgoogle検索のトップページに表示されるサイトを運営するいわゆる自分自身をブランディング化するのと税理士試験に合格するのどちらが大変ですかというと、絶対に前者だと言い切れます。

理由は、税理士試験の試験委員の先生よりgoogle先生(IT業界の方はみなさん、google検索のことをgoogle先生と呼びます)の方が、極めてシビアに各人が作成した答案用紙(ウェブで言えばブログなどのコンテンツですね)を判定しているからです。

素材人物3人.cdr

自分ももちろん、サイトのどこを評価されてgoogle検索での順位が上がっているのかはわかりませんが、評価されるためには検索をしたユーザーにとって有用な内容であることが、絶対に必要の条件です。

以前は、小手先のテクニックで、検索の上位に表示されるような事がまかり通っていたようですが、今は良質のコンテンツがちゃんと上位にくるようになっているそうです。
この良質なコンテンツを作るというのが簡単なようでとても難しいのです。

例えば、税理士のコンテンツだかといって、専門書で解説されている会計税務の論点を少し言葉尻を変えて、毎日更新しても絶対にgoogle先生には高い評価はされません。
なぜなら、もうすでに同じ様な内容のコンテンツは星の数ほどアップされていますので、せっかく言葉尻を変えてアップしたコンテンツはサイトの藻屑となるだけです。
そうすると、何が必要かというと圧倒的なオリジナリティがないといけないのです。

Creative design elements flat icons
オリジナリティとは、サイトがぶっ飛んでてもいいし、経歴が変わっていてもいい。
あるいは、目のつけどころ視点にオリジナリティがあってもいいし、何か別の業種と組み合わせてもいい。

例えば、例えば自分が2013年に開業した当時ブランディングを参考にさせてもらった税理士法人TAXGYM(タックスジム)のサイト。2013年当時はもう少し、普通のホームページでしたが今のはこちらです。

ひとり税理士 図解2

 

ぶっとびまくってます(*^^*)

ブランディング戦略は税理士試験と真逆のアプローチ

税理士試験を勉強した者からすると、税理士試験に合格するためにやる事とgoogleから評価がされるコンテンツを作るというのは全く正反対のアプローチとスキルが必要なのだと実感します。
税理士試験は競争試験で合格するための戦略はまず、誰でも正解できる論点をミスなく取り、やや難解な論点の正答率を上げる事で上位10%に入る必要があります。
例えば、受験予備校でカバーしていない論点が本試験で出題されれば、それは正解が出来なかったとしても合格できます。
逆に、誰も解答できない論点を自分だけが正解しても他の取るべき基礎点を積み上げる事ができなければ、絶対に合格することができません。
googleで評価されるコンテンツを作るのは全く逆で、自分のコンテンツが唯一無二のオリジナリテがなければいけないのです。

税理士以外のオリジナリティ

そう考えれば、手前味噌で恐縮ですが自分のコンテンツはやっぱりオリジナリティがあるなぁと思っています。
まず、パン職人から税理士になったというだけでも経歴だけで異色です。

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その税理士は、税理士試験の受験予備校での講師経験があるので、わかり易く教えるスキルを持ち合わせています。

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そして、二十歳の頃から我流で使ってるPhotoshop(フォトショップ※画像編集のソフト)を使いこなせます。

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事務所には簡易スタジオを作成して動画の撮影編集も自分自身で出来ます。全ての動画は撮影から編集まで自分で作っています。


イラストも素人にしては、人並みに書くことが出来ます。事務所のイラストは今、プロのイラストレーターのパリゾンさんにお願いしていますが、下書きのラフは基本的に自分が書いています。

ひとり税理士図解6
画像編集、動画編集やイラストを書くことなどは、自分のプライベートのスキルとして持っていましたが、独立前の税理士法人での勤務税理士時代に仕事で活かされるような機会はせいぜい事務所の忘年会や、スタッフの歓送迎会程度のものでした。
ただ、今はサイトのコンテンツの作成にこれらのスキルをフル動員しています。
だから、マイナンバー制度の解説コンテンツも下記の様になるのです。

税理士がマイナンバー制度をひとり社長にわかりやすく解説するコーナー

top1

このコンテンツは、イラストの対話形式で始まりマイナンバー制度の解説はイラストで想定した対象者が知りたい無いように絞って話を展開しています。
こういうコンテンツをウェブ上で作っているのは、日本中のサイトでうちだけだと思います。
もちろん、文字情報だけでマイナンバー制度の仕組みを知りたい層には、満足いただけないですがその方々には他にも沢山サイトがあるのでそちらを見てもらえばいいのです。
このように、自分のサイト升メディアが1年でgoogle検索でトップになったのは、それまでの10年以上培ってきた様々なスキルを全て集めてアプローチした結果です。

税理士を基本として、もちうる全てのスキルを掛け合わせることとでオリジナリティを作っているのです。

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自分の場合は、掛け算できるが沢山ありました。もしこれらのスキル、例えば画像編集、動画編集、講義力などを、新しく習得しようと思ったら1,2年で習得できるかというとなかなか難しいと思います。そしてその習得したスキルを組み合わせながら他のサイトとの差別化を図っていくというと、税理士試験より難しいことなのだと感じるのです。

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【2015年10月24日分】

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