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クラウド会計やクラウド申告freeeにこんな機能あったらいいなぁという話

今回は、クラウド会計ソフトやクラウド申告freeeにこんな機能あったら便利なんでぜひ開発お願いしたいという話です。

自分が、このホームページや、セミナーなどでも発信しているクラウドの働き方改革ワンクリックオペレーション。

今までは、クラウド会計ソフトで会計帳簿を作るためのデータのやり取りやコミュニケーションとして、googleドライブとチャットワークを使ってワンクリックオペレーションで業務を遂行していました。チャットワークにクラウド会計ソフトのリンクを貼ることももちろんありましたが、月次推移の試算表や元帳のリンクを張る程度でした。
イメージはこんな感じです。

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クラウド会計で帳簿を組み立てる為にその外でワンクリックオペレーションをしていたイメージです。
ただ、考えてみると、クラウド会計自体にもワンクリックオペレーションでリンクで行き来すれば、楽だなということで今年は、振替伝票で決算整理仕訳を入れた際には、概要などの文字を書き込めるスペースに計算根拠としたリンクを貼り付けるようにチーム内で共有したところこれが非常に便利でした。

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今までは管理してるスプレッドシートの、振替伝票のタブを探して計算根拠をチェックしていたわけですが、クラウド会計から直接スプレッドシートやgoogleドライブのフォルダに飛んでしまえば楽だという。

そこで、こんな機能開発は出来ないものか、クラウド会計ソフトベンダーのエンジニアの皆様にご相談です。

ハイパーリンクにしてください

これは、すぐできるんじゃないでしょうか?
今、MFクラウド会計もfreeeも会計帳簿の摘要欄、振替伝票の概要欄、メモなど自分が試した限りどこにリンクを貼ってもハイパーリンク(クリックしたときにドキュメントから別のページやファイルを開くリンク)になりません。

04ま、元々備考欄や摘要欄などにリンクを貼るなんて使い方は想定していないからだと思うのですが、リンクを貼ったらハイパーリンクになるくらいは簡単ではないでしょうか?
ぜひ、開発のご検討をいただけたら幸いです。

クラウド会計とグーグルドライブを紐付ける仕組み

ワンクリックオペレーションを解説する際に自分が一番主張しているのは、会計事務所での業務の非効率さは、会計帳簿や申告書の算定根拠である資料の整理や管理にある。
そしてその資料の整理、管理した者と、そこから作成された会計帳簿や申告書をチェックする者への情報の伝達、共有が煩雑になる。
具体的にはこの情報の伝達、共有が紙媒体でやろうとするから、非効率なわけです。

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この業務フローをペーパーレス化しようというのがワンクリックオペレーションなわけで作成者は、デジタルデータのリンクを貼ってチェック者をグーグルドライブに格納した申告書(PDF)や集計表や画像データなどの根拠資料に誘導するわけです。

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チェック者は、グーグルドライブに格納された申告書(PDF)のチェックを行うために、各リンク先の資料をチェックしに行く。これが今までの事務所のワンクリックオペレーションでした。

ocogifこの流れでも、悪くはないのですが、これだとクラウド会計に登録された数字の根拠を辿るときに、どこに資料があるのかが、わかりにくくなってしまうことが不満でした。

また、申告書の数字のチェックも、合算された合計値が申告書に反映されている場合の内訳などは申告書のPDFだけではチェックができず、これもどこに資料が分かりづらかったのです。

ただ、そもそもグーグルドライブ内に格納されている、申告書(PDF)はクラウド会計から出力し格納されているわけです。

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だったら、そもそも、クラウド会計を起点にすれば一番スッキリするではないかというのが冒頭の、クラウド会計自体にワンクリックオペレーションのリンクを貼ろうという発想です。

振替伝票の数字の根拠にリンクが貼ってあるからワンクリックでたどり着く、申告書の作成画面をみながら金額のチェックをするので内訳もわかるのです。

そうすると、以前にも増して、結論から根拠資料にたどっていくプロセスに無駄がなくなりました。

こんなイメージです。

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そもそもですが、ワンクリックオペレーションがされていない殆どの会計事務所ではこの流れがデジタル上で出来ないので、紙媒体でやっているわけです。

決算書や申告書を紙に出力し、表計算ソフトで検算用に集計した計算根拠も打ち出して愛用の電卓を叩いてチェックしています。

紙の申告書を起点に紙で出力した集計表や根拠資料をチェックするのですから、効率化するわけがないのです。

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チェック者の利便性からデザインする

クラウド会計の振替伝票にリンクを貼ることで、クラウド会計からチェックすると流れるを作った今年の確定申告のチェックは本当にスムーズでした。

クラウド申告もクラウド申告freeeもこういう流れを作るためのプロダクトデザインをしてはいかがでしょうか?今までは、帳簿を作る作成者に便利な機能のプロダクト開発だと思うのです。

自動連携や、帳簿の高速入力などなど。しかしよくよく考えてみると、チェック者の利便性(チェックのしやすさ)が上がるように作成者は資料を用意するわけなのでチェック者目線で開発をして欲しいのです。

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クラウド申告freeeも同じ発想で、別表五などの税務調整の計算根拠をリンクで貼り付ける事ができるようにすれば、申告書のチェックをまずデジタル上で行い紙の出力はデジタル上の数字がそのまま印刷されているかだけのチェックと言う風に業務プロセスが大きく変わるはずです。

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こんなイメージで、根拠資料のリンクをクリックするとスプレッドシートの小窓が出てくるのが最強なのですが、各税務調整にリンクを貼ることができる機能だけでも検討いただけたら幸いです。