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源泉を差っ引かれた時の考え方とfreeeの登録
「源泉徴収とは何なのか?」源泉徴収された売上げは、クラウド会計ソフトfreee(フリー)でどのように登録すれば良いのでしょうか?その方法について解説します。
源泉所得税と源泉徴収
個人事業主は、法人等との一定の取引に対して報酬が発生した場合、源泉所得税という税金を徴収する必要があります。
源泉徴収とは?
源泉徴収というのは所得税の前払いのことを言います。
例えば皆さんが報酬を受け取る時、売上金額から源泉所得税を差し引かれた金額が支払われますよね。この時に徴収された源泉所得税は、相手先(支払側)が、皆さんの代わりに納付をします。この場合、源泉徴収された所得税は確定申告の際に、1年間の儲けから計算した納めるべき所得税額から、源泉徴収されている税額を控除して申告をします。
freeeでの入力方法について解説します
源泉徴収が生じる取引については、下の図のように入力します。図からも分かるように、会計の処理はその実態を入力する必要があります。この時の取引としては、源泉徴収(皆さんが前払いする所得税)される代わりに、相手先が所得税を振り込んでくれていることになります。
実質的なお話をさせて頂くと
1.売上に対する報酬を全額もらいます
2.その売上一部から皆さんが所得税を前払いしている
ことになります。その為freeeの登録ではその実態を正確に記入する必要があります。契約上【本来もらうべき売上金額】と【前払いした源泉所得税】を登録しましょう。
源泉徴収される主な取引について
源泉徴収の対象となる取引とは、所得税法という税法によりきちんと定められています。
例えばデザインやライティングなど、自身の技能に対して発生する報酬は源泉徴収の対象となるケースが多いです。尚【対象となる取引】や【その取引の内容】ごとに源泉徴収する税率も異なります。
こちらについては、国税庁のWebサイトなどで確認することをオススメします。
廣升 健生/大島 克之