freeeは複式簿記で出来ている
【自動で経理】を行なうと、複式簿記が完成します
複式簿記とは、1つの取引を【仕訳】として帳簿に記帳することを指します。これを「帳簿をつける。」と一般的には言っています。複式簿記では、1つの取引を【借方】(左)と【貸方】(右)として【原因】と【結果】の二面から捉えることで、お金の動きに伴う商品や借金、儲けの増減などを表しています。そのため取引を記帳するには【仕訳】が必要になります。
クラウド会計ソフトfreee(フリー)は複式簿記を意識しなくても、直感的なインターフェイスから日々の登録作業を行うことができ、構造上はしっかりと複式簿記に基づいた入力が行われています。下図のようにfreeeの【自動で経理】では、預金通帳等の取引の明細を【自動で同期】や【明細アップロード】などによって取り込むことが前提になります。そしてデータを取り込むと【日付】【取引内容】【取引金額】と、明細が増減した【預金通帳の等の口座】という客観的な事実(結果)などの登録が済んでいる状態になります。あとは【原因】となる勘定科目のみを設定すれば、複式簿記の仕訳が完成することになります。
口座振替も考え方は同じです
freeeでのデータの登録方法である【自動で経理】には、【取引の登録】と【口座振替】という2つの処理があります。【口座振替】の考え方も、取引の場合と同じです。
【口座振替】でも【取引の登録】の処理と同様に【原因】となる勘定科目以外の客観的な事実については登録済ですから、あとは口座の振替先を選択して登録すれば仕訳が完了します。