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『むね肉を制する者はダイエットを制す』と実感するアラフォーダイエッター税理士の話
冒頭からgifアニメですが、皆さん『チェスト』ご存じですか?
2018年の大河ドラマ『西郷どん』を観ている方ならお馴染みの、薩摩武士の掛け声です。
チェストの由来をネットで調べてると、諸説あるようですが自分が今日話しをしたいのはこの薩摩武士の掛け声のチェストではありません。
です。※ちなみに英語ではむね肉はbreast という様です。またこの記事内のむね肉とは【鶏の皮なしむね肉】を指しています。
会計税務業界の格言に、
『簿記は仕訳にはじまり仕訳に終わる』
というのがあります。
自分が大原簿記学校の講師時代に法人税法を教えていたときですら、『法人税法は仕訳にはじまり仕訳に終わる』と言っていたくらい、会計税務では仕訳が重要です。 ※法人税法も考え方としては会計の仕訳と税務の仕訳を並べて考えることができるかなんですね。
ダイエッターにとってのむね肉は、会計業界でいう仕訳と同じくらい重要じゃない?というのが今回の話です。
です。ダイエットをしっかりと勉強すればするほど、そしてダイエットを数字で考えていくとむね肉を避けては通れない。そして、むね肉と仲良く暮らしていくことが、ダイエットの最短距離だと実感しています。
今回はむね肉だけで一記事書きます。
むね肉のすごさ
前回の記事【マクロ管理法をさらにシンプルにしたダイエット法を実践している既婚アラフォー税理士の話】で解説しましたが、自分はマクロ管理法をシンプルにした、摂取カロリー、たんぱく質、食物繊維を適正量摂取する方法でダイエットをしています。
一日の摂取カロリーは1452kcal以内、たんぱく質は134g程度、食物繊維は15g程度を基準としているのですが、
食品に含まれる栄養素をチェックするようになると、普通に何も考えずに、食事をしていたら一番到達不可能な数値はたんぱく質だという事がすぐに認識できます。
というのが、一般的にたんぱく質は、ダイエットなどをしていない場合には1日に体重×1g程度を摂取することが目安。
自分の場合は67kg(ダイエット開始当時)なので、体重×1g=67g。
しかし、ダイエットをする時には脂肪とともに筋肉も一緒に落ちてしまうので、体重×1.5g~2gのたんぱく質を摂ることが推奨されている。
マクロ管理法でもこの理屈から67kg(体重)×2=134gという数字が導き出されています。
この134g。カロリーを無制限に摂っていいなら可能ですが、たんぱく質が豊富な食材は他の栄養価(脂質やたんぱく質)もくっついてきます。
たんぱく質を摂取しようと思うとまず、思い浮かぶのは肉だと思いますが、
例えば、牛肉のサーロインの栄養価はこんな感じ。
100gあたり、298kcalでたんぱく質も17g摂取できるが、脂質が24gもあります。
豚の生姜焼きなどでよく食べる豚肉ロースはこんな感じ。
100gあたり、293kcalでたんぱく質は19.3g,脂質19.2gです。
牛肉のサーロインも、豚肉ロースも、200g食べたらマクロバランスによる一日の脂質40gを満たしてしまいます。(豚ロースは38.4gなのでほぼ達成。)
しかし、たんぱく質はどちらも40gを超えません。134gは夢のまた夢ですね。
ここでまさに
救世主鶏のむね肉さん現るなんですね。
鶏のむね肉が高タンパク、低カロリーだからダイエットには有効みたいな話はよく耳にしてたので認識はあったのですが、ダイエットや栄養素の仕組みを理解するとむね肉の凄さが理解出来ました。
まずこのたんぱく質と、脂質と炭水化物の割合をみてください。
100gあたり、たんぱく質が22.3gで脂質がたったの1.5g、炭水化物は0。
脂質が1.5gしかないので、カロリーも108kcalしかありません。
まぁいわば、むね肉を食べているというのは、たんぱく質の塊を食べているようなものです。
このたんぱく質の塊であるむね肉を日常的に食べていないと、マクロバランスを達成するのはかなり至難の技です。
むね肉は美味しくない!?
むね肉はダイエットには低カロリー、高タンパクで良いらしい。
前述のとおり、なんとなくは自分も聞いたことがありましたが、今まではむね肉を積極的に食べようとは思いませんでした。
理由は栄養価の理解を正しくしていなかったというのもありますが、一番の理由は
というイメージだったからです。
確かに、鶏肉でも他の部位や牛肉や豚肉に比べれば、淡白な味なのは否めないですが、自分は今現在、美味しいと思って食べていますね。
ただ、美味しいと言っても、牛肉サーロインや豚ロースとガチの美味しさ勝負をしたらそりゃ負けますよ。
例えば、第3のビールが最近美味しくなったと言われてますよね。キンキンに冷やした第3のビールはかなり美味しいじゃないか!?
もしかしたら、ぬるいプレミアム・モルツ出されるくらいなら、キンキンに冷えた第3のビールのほうが美味しいくらいかもしれない。
でも、キンキンに冷えたプレモル出されたら、そりゃ勝たれへんわぁ~みたいない感じです。
話は戻して、むね肉もパサパサに艱難辛苦しながら食べいるわけではなく第3のビールをキンキンに冷やして飲むのと同じように、牛肉や豚肉には勝てないまでも、むね肉の中で最大のパフォーマンスを発揮させて美味しく食べているということです。
何度もやってみてわかりましたら、調理に仕方や焼き方、焼き時間によって、肉のパサパサ感はなくジューシーな仕上がりになりますし、一手間加えれば肉も柔らかくなります。
ちなみに、こちらが毎日食べている自作のむね肉料理。
むね肉ハラペーニョソース、パルメザンチーズ和え です。
我ながらこれは美味しいです。※作り方は別の記事で詳しく解説したいと思います。
ちなみに、料理をするのがそもそも好きなら別ですが、料理をするのもまあまあの手間なので、手間をかけずに美味しいものを作るがベストだと自分は考えています。※自分は料理が趣味ってほど好きでもないので。
上記料理は、10分程度で作れるので大変おすすめです。
【鳥のササミ】じゃダメなのか?
前述の通り、むね肉のたんぱく質の塊のような神様、仏様、むね肉様な食材です。
ただ、食品の栄養素を知っている方なら、
『いやいや、むね肉以外にも同じくらいのたんぱく質の割合が多い食材あるでしょ?』
と思われるはずです。
確かにあります。
例えば、鳥のササミ。マグロの赤身。ツナフレーク(脂質カットのライト缶)。
それぞれ、脂質も炭水化物も少なく低カロリーでたんぱく質が豊富です。
この表を見る限りなら鳥のササミやマグロの赤身のほうが100gあたりのたんぱく質の量も多いし、脂質もほとんど無いので低カロリーだし良いじゃないかとなりますよね。
(むね肉は、100gあたりのたんぱく質は22.3g。鳥のササミは23g。マグロの赤身は26.4g)
でも、それでも自分は、むね肉が絶対王者だと断言します。その理由は
コスパ
です。自分が今食べているむね肉は、肉のハナマサで購入した2kgが790円です。なんと100gあたり39.5円です。
ちなみに、他の食品の100gあたりのコストはこちらです。※肉のハナマサ 西新橋店調べ
一番、安い鳥のササミですら、100gあたり75円でむね肉の1.92倍です。
この肉のハナマサのむね肉は、かなり異次元のコスパなのですが、どれくらい安いかを感じるには、別の食品と比べると実感できるのがこれ。
ダイエットのために、栄養素とコスパを調べていくと、このスーパーカルテットに行き着きました。
自分は頭文字をとってMNTK(エムエヌティーケー)と呼んでいます。
MNTKについては、また別の機会に熱く語りたいと思いますが、このカルテットの中でもむね肉のコスパはT(卵)の次。納豆やこんにゃくよりも安いのです。
まとめ
ダイエットはむね肉にはじまりむね肉に終わる
むね肉を制する者はダイエットを制す
NO むね肉 , NO ダイエット
どうでしょう、少しは伝わりましたでしょうか?
自分はダイエット関連の本をこの1ヶ月の間に数十冊は読みましたが、ダイエットにおすすめの食品や調理例などを紹介している本はたくさんあるのですが、食品のコスパの視点で、紹介している本は見たことがありません。
また、食品の栄養について調べれば調べるほど解るのは、安価で気軽に食べることができる食品ほど、摂りたい栄養は入っておらず、栄養価の高い食品ほど高い場合が多いのです。
そんな中でむね肉はまさに、ダイエットの救世主と言って良い神食材なのです。
最後にもう一度