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税理士試験受験生の時代に常に心がけたこと
今まで競争試験を勉強してこなかった自分が税理士試験に合格するには、今までと同じ事をやってたのではダメだと考えるようになった。
それは、人生ではじめて競争試験を経験した、簿記一級でなかなか結果が出なかったからだ。※簿記一級の話はこちら
この簿記一級が受からない時に痛切に感じたのは、同じ時間を勉強するにしても、
- どの様な方法で勉強するのか
- どのように問題を解くのか
- 時間を計測する
- 間違った問題の検証分析
などを意識するのかしないのかで、蓄積する力が全く異なっていくということ。
どの様な方法で勉強するのか
例えば、理論暗記。暗記は書かないと覚えることが出来ないという人が必ずいる。自分も最初は書いて覚えるものだと思っていた。
もちろん、書いて覚えても無駄ではない。が限られた時間で、他者よりも多く覚えなければいけなければいけないなら、効率は悪い。だったら、声に出して覚えよう。せっかく声に出したなら、耳に反響させた方が、記憶に残るからボイスレコーダーに繋いでイヤホンをしよう。
暗記を確認するために、2倍速で聞けるボイスレコーダーを使おうとなる。
どのように問題を解くのか
計算問題は総合問題だけでなく、チェック問題などの小問題まで全てコピーして、問題を解いていた。
時々いるのが、小問題はテキストにシャーペンなどで解答し都度消す人。
本試験は、ボールペンなどの消すことが出来ない筆記具で解答しなければいけないのに、なぜ練習の時に別のやり方で解いているのだろうと不思議でしょうがない。
時間を計測する
税理士試験は全ての科目で解答時間は2時間120分。
制限時間が決まっている試験であるから、その為の計算問題を解く際には総合問題だけでなく日頃のチェック問題にいたるまで全て時間を計測する。
税理士試験の時には当たり前にやっていたそんな事も、簿記一級の時は時々
この総合問題は、じっくり考えて解答するために時間無制限でやってみよう
みたいない事をやっていた。テキストを読み返して理解が出来ていない論点を理解するならわかるが、総合問題を時間無制限で解くなどなんの意味もない。こんな事を昔はやっていたが、時間の無駄遣い以外の何物でもない。
間違った問題の検証分析
税理士試験受験2年目(受験専念で法人税法、消費税法、固定資産税を受験し法人税法合格)に勉強のスタイルが確立した。
それまでは、とにかく計算問題を多く解くことが大事という価値観から、間違った論点の検証分析する重要性に気がついた。
今までであれば、計算問題の解答時間を10とすると、答え合わせ(検証や分析)に使う時間は2ぐらいだった。それが、受験2年目は解答時間10に対して答え合わせの時間を5くらいの時間を使う事を意識していた。
例えば、5時間(300分)を計算問題の時間を使うなら、今まで時間配分は250分と50分が、受験二年目は200分と100分になるイメージだ。
当然、検証や分析に使う時間が増えれば解答時間は減るわけだが、なぜその問題を間違ったのか、例えばケアレスミスなのか論点の理解不足なのか。
また、ケアレスミスと一口に言っても、今までと出題のされた方が異なったのか、数字の転記ミスなのか電卓の打ち間違いなのか、じゃぁそのミスは次に起きなくするためにどの様な防止策を練るのか。今までなら、
で終わらせた論点を忽(ゆるが)せにしなくなった。
緻密に積み上げる
競争試験は、シンプルに考えればこの様な日々の積み上げをトップ10%で行えば、必然的に合格することになる。
受験二年目の時に、少なくても自分の周りの受験生仲間では自分ほど、緻密に分析をしている者がいなかったので、この試験は合格するなと確信した記憶がある。
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