税理士試験の1年で税法3科目の理論の回し方
税理士試験の合否を左右するのは理論暗記の成否だと言っても過言ではないと思います。
ただ単純に、本試験当日に暗記した理論が書けるという事は当然ですが、本試験までに理論暗記の学習をどの様に進めることが出来るのかが、合格の成否を非常に大きく左右するのです。
まず、税理士試験の中でも一番ボリュームが多いと言われる法人税法を例に1年の勉強の流れを説明します。
受験予備校のシーズンは9月から
初学者コースの勉強のペースは週に2回の授業があり、各授業ごとに計算の論点と、理論の暗記があり、次の授業までに計算及び理論の暗記をして来て、次回の授業にてミニテストが実施されるというサイクルです。
その際に、計算は論点を理解し解答できるようにし、理論暗記は基本的には、受験予備校が作成している理論のテキストを見開き1ページほど(文字数でいうと500文字~800文字程度)を暗記します。
このサイクルは翌年4月ころまで続き、4月からは新規の理論暗記は週1ペースに落ちるものの、9月から覚えた理論の暗記のし直し(受験生の間では【刷り直し】と呼ばれています。)の作業が入ります。
刷り直しは、新規の理論暗記程に時間はかからず、新規の暗記時間の数分の一程度で覚え直す事ができますが、その分週に数題(3題ほどから直前期に近づけば近づくほど数が増え7月の試験直前は10題以上)の刷り直しをし、税理士試験本試験当日はすべての理論がスラスラ言えるようにしていきます。