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10freeeを理解しないと人生無駄にします
前編を簡単におさらいすると、
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2013年末くらいにクラウド会計ソフトfreee(フリー)どうよ?って話になって、妻・敦子の実家に行ってました。
2013年は連結納税という特殊税務に特化したけど、なかなか結果が出なかった
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という話まででした。
後編での話は、クドカンの実家の町若柳。年の瀬にゆっくりしながら、時間もあるし色々調べていました。 その時に、既に発売になっていた、唯一のfreee本『世界一ラクにできる確定申告 ~全自動クラウド会計ソフト「freee」で仕訳なし・入力ストレス最小限!』原 尚美 (著), 山田 案稜 (著)も買って読んでました。
でも既に述べましたが、この本はfreeeの機能も紹介した確定申告の本であって、freeeをどう使うかとか、どんな事が出来るのか、は書いていない。
読み終わった後に、タイトルは間違ってないな。『世界一ラクにできる確定申告』だもんな。ふむふむなどと、納得してました。 今は「freee 」と検索すればある程度の情報が出てきますが、2013年の末時点だと、まだ情報少なかったと思います。登録者数の推移を見ても、執筆時にfreeeより発表されている登録者数は14万人を超えたそうですが、その時はまだ2万程度。1年間で7倍になったのか、すげーなーーーーと。。。
※2014年11月にプレス発表された、freeeの登録者推移
で、その当時にあった貴重な情報。freeeの代表の佐々木大輔さんが書いていたブログか何かで、freeeを作った理由みたいな記事がありました。どの記事だったのかまでは、ちょっと探してみましたが探し出せなかったのですが、
記事を要約すると、おおよそこんなことが書いてあったと記憶しています。
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経理の業務には、とにかく無駄なフローが多すぎるという事。なぜ、無駄なのかというと、これだけ取引明細がデジタルで存在するのに、紙に打ち出し、またその紙ベースのデータを人が入力する。デジタルをデジタルのままつないでしまえば手間はないのに、あえてアナログ変換することで、経理の業務が煩雑になり、煩雑だからコストもかかる。という話。ならデジタルのデータはデジタルでつないでしまうフローを新しく作ってしまえば、話は早いっしょ!
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って話ですね。言われてみればそのとおり。そして、自分は会計の業界にいるけれど、どっちの世の中の方がいいだろうと考えてみた。経理業務に無駄なコストや人の手がかかることの方が幸せな世界なのだろうか?それとも、そんなことはソフトにやらせて、新しことクリエィティブなことを考える世界がきたほうがいいのか。
そりゃぁ誰でもわかる、後者だと。
ただし、そこ!会計人だと頭でわかってても、自分の食い扶持がなくなるかもなぁ、って思っている人は多いと思います。だから未だにfreeeを批判する会計人がどれほど多いことか。例えば一番多く聞くのは、freeeは取引明細を同期するから現金主義の会計ルールに基づいているというもの。
はい!消えたー
byなるほど・ザ・ワールドの愛川欽也さんです
あとは自動化で間違った登録が見過ごされてしまうではないか?
これも
はい!消えたー
by欽也さんです
ここら辺の話は、『会社の経理を全自動化する本』で詳しく話をしてますので触れませんが、何が言いたいかというと、自分の職域が侵されるのが怖くて、よく勉強もせずに論じる会計人が少なからずいる、ということ。
対して自分は、うんうんそうだよね。そうであるべきだよね。会計人の役割は何も記帳代行だけではなく、そんなことは自動化して、専門的なサービスに特化出来るようになる方が良いよね。で、きっと誰でもこれを正解と考えるな、と。であるならfreeeの仕組みを理解すれば、今までいかに経理業務で人生を無駄にしていたかが理解できるはずだ!それならユーザーはこのサービスを絶対支持するはずだ。ユーザーが支持するサービスなら将来伸びるはず。そして、このサービスを広める為の情報発信をしていこう!と考えたわけです。