クラウドソーシングの場合の源泉徴収の話
源泉徴収の話。最後はクラウドソーシングの話ですね
前回までの2つの話を理解するととっても簡単よ
まず聞きたいのはクラウドソーシングで仕事受けるじゃないですか?
私の場合はクラウドワークスなんですけど手数料ってのがクラウドワークスで契約金額によって違うんですけど大体は2割取られて差引金額8割が振り込まれるんですよ。まず聞きたいのはこの取られる2割って源泉徴収ではないですよね?
うん源泉徴収じゃないねぇ。井上さん自分で言っるじやん!クラウドワークスの手数料って!
はい!念のための確認です!はい!で次に疑問なんですけど、クラウドワークスでロゴのデザインの仕事をした場合です。
例えば10万円の仕事だとしてクラウドワークスが手数料を引いて8万振り込まれますよね。この場合に源泉徴収はどうなってるんですかね?
前回の話で報酬を支払う側が源泉徴収の義務があるからたとえ支払う側が源泉徴収の計算を間違ったり、もし計算自体をやってなかったとしても、私の様なもらう側は怒られることはないのは解ったんですが、源泉徴収されてたらその金額を後で確定申告で計算しないといけないわけですよね?
前回の話の図解出しますけど、源泉徴収された税額が30万で年間の所得税が40万なら確定申告時に40万-30万を引いて10万の納付でいいわけですよね。
そうすると、源泉徴収された30万をしっかり把握しないとまずよなぁって思ったんですよ。クラウドワークスで振り込まれる8万って源泉徴収されてるのかなぁって・・・
すごいね井上さん。そこに気がつくとはやるおるねぇぇ。今回の話の前に源泉徴収は支払う側の判定で源泉徴収義務者に、該当するのかしないのかそのあと報酬を受け取る側が個人なのかそして所得税法で定める取引に該当するのかしないのかで判断するって話はOK?
大丈夫です!その話は前回の話 源泉徴収の件 【その2 源泉徴収をしなければいけない人、そうでない人】で理解しました。
今回、話として出てくるのが支払う側は誰なのかってのが論点になります!結局支払う側が、源泉徴収義務者に該当するかって事ね。ちなみに報酬を受け取るのは井上さんだからこれは問題ないよね
はい!そうですね報酬をもらうのは私ですね。
ちなみに、報酬を支払うのは誰?クラウドワークス?
報酬を支払うのはクラウドワークス社ではないですよね。クラウドワークスを介して私に仕事を依頼してくれた方が当然依頼主ですよね
そうするとね。その依頼主が法人(会社)なのか個人なのかで源泉徴収の有無が変わるってわかるかな?
あーそれわかります。前回の話ですもんね。支払う側が源泉徴収義務者か否かってことで同じデザインの仕事をしても源泉徴収を相手がするのかしないのかが変わるんですよね
イグザックリー。クラウドワークスが真ん中にいるとなんかややこしい感じするけどね。
そうするとお金の流れはお客さん→クラウドワークス→私って、事になるけど源泉徴収義務者の判断はお金の流れではないデザインの発注者と私(受注者)の関係って事なんですかね?
そうそのとおり!井上さん。スゴイ!
そうするとですよ!デザインの発注をした相手が法人か個人かで源泉徴収の取り扱いも変わるんですよね?てことはですよ一番最初の前提で10万の報酬クラウドワークスの手数料差し引きの8万の入金て話ですけど法人の場合には源泉徴収が必要ですよねその場合は誰が源泉徴収するんですか?クラウドワークスが取ったのは手数料なんですよね?源泉徴収してないですよね?再度図解のせますよ。
うん♪してないね!ちなみに井上さんに質問!クラウドワークスは源泉徴収しなければいけないのでしょうか?源泉徴収をする義務はあるんでしたっけ?
いえ 関係ないです!当事者はロゴの発注者と私なのでクラウドワークスは関係ないですね。クラウドワークスはただの仲介役ですもんね。源泉徴収しなくてはいけないのは発注した法人ですね。発注者が法人がアルバイトなどを雇ってたりする一定の個人が源泉徴収義務者で源泉徴収する必要があるんですよ!
そう!だから発注したのが法人や一定の個人なら源泉徴収する必要があるんだけど、クラウドワークスを通じて仕事もらった法人に源泉徴収してるかなんて聞いたことある?
ないですねぇ全く。。。
だよね!多分多くの法人はクラウドソーシングで個人発注して源泉徴収の対象となる取引について源泉徴収してないと思うよ。
代金を払う方とすればクラウドワークスにお金払ってるんだから法人と法人のやりとりって思ってますよね。法人と法人なら源泉徴収は必要ないわけですしね
おー鋭いそのとおり!多分ほとんどは源泉徴収してないだろうね
そうするともらう側の私はどうすればいんですかね?さっきの話で相手が源泉徴収をした後の8万なのか源泉徴収しないで8万なのかっておおきな問題ですよね。それによって、確定申告時の納付しなければいけない所得税の計算が変わってくるじゃないですか!
そーそー。源泉徴収した後のの8万だとするとグロスアップ計算と言ってもらった8万か源泉徴収後の金額とするわけよ!わかりやすく源泉所得税が10%とすると8万を90%で割戻すのね。そうすると88888円ってなるわけそれに、もともと差し引きれたクラウドワークスの20,000円の手数料を足した金額が、契約の金額ってなるかな・・・・
めめめめめんどくさーー。ここら辺の話ってクラウドワークスって認識してるんですかね?
認識はしてるだろうね。当然顧問の税理士事務所や監査法人もいるだろうしだって上場してるんだから。
まぁただこれを正確にやろうとするとクラウドソーシングで仕事発注するのイヤになっちゃいそうですね
うんそう思う。。。。 井上さんがこの話を理解できたならこの話は終わりにしようか。。。突っ込んでいくと誰も幸せにならない気がするんだよね。。。。
ですね 法律や正論の話しをしてるより大事なことがある気がしてきました
ですな