プライベートの支出はfreeeの登録どうするの?

プライベートな部分は「事業主が貸したこと」になります

ご存知の方も多いと思いますが、改めて基本事項から説明します。
●事業用の通帳から引き出した生活費の勘定科目は【事業主貸】
●プライベートな通帳から事業用の費用を払ったら【事業主借】

例)【事業主貸】について

・事業用の通帳から生活費を引き出した
・プライベートで使用する物品を購入した
これらの場合には、事業を行っている皆さん(事業主)が自分の為(プライベート)に立替えて払ったと考えます。この場合の勘定科目は【事業主貸】とし、自分(プライベート)に対して貸しているという形で登録します。逆に事業用の通帳にプライベートの入金があった場合には、自分(プライベート)に借りができるので【事業主借】と登録します。

プライベートの通帳で事業用の支出があった場合は?

クラウド会計ソフトfreee(フリー)に登録をしていないプライベート通帳から、事業の支出あったりまた自宅兼事務所の家賃や光熱費などが配偶者の口座から引き落とされている場合、事業用の通帳からの支出はありませんので【自動で経理】や【取引の登録】ではなく【振替仕訳】の画面から登録をします。
freeeで全自動化マニュアル クラウド会計ソフト MFクラウドで全自動化マニュアル_ページ_06
この場合、借方には【発生した経費】を記入し、貸方には【プライベートな通帳等から支払】ということで【借りができた(事業主借)】という登録を行います。
freeeで全自動化マニュアル クラウド会計ソフト MFクラウドで全自動化マニュアル_ページ_07

家事按分も考え方は【事業主貸】になります

経費で登録した勘定科目が、自宅兼用で家事按分が必要な場合には、”家事按分の設定”のページで解説した家事按分のタグ設定が必要です。家事按分についても、freee上で経費の一部を事業主貸に振り替える処理を行っています。
例えば年間100万円の自宅兼用の地代家賃があり、事務所の使用比率を40%と設定した場合60%の60万円が事業主貸とfreee上で自動で振り返られています。この場合、家賃の100万円を事業用通帳から払っているが、60万円部分は自宅として使用する家賃を立て替えて払っている、つまり貸しができていると考えます。
freeeで全自動化マニュアル クラウド会計ソフト MFクラウドで全自動化マニュアル_ページ_08

廣升 健生/大島 克之

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