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簿記1級の学習範囲は簿記論、財務諸表論と多くの論点が重複

税理士試験必須の会計科目である簿記論と財務諸表論は、簿記一級の試験範囲とかなりの部分が重複する。
もちろん、簿記論と財務諸表論は科目が別れており、簿記一級の学習範囲よりもより深く論点を掘り下げるので、簿記一級合格=簿記論、財務諸表論に即合格できる実力、という訳にはいかないが、ベーシックな部分の知識を学習できるのは大きい。
なぜなら、一般的に税理士試験では、税理士試験に合格するには3つの壁があるといわれる。

第一に【簿財の壁】(簿記論と財務諸表論の事を訳して受験界では 簿財(ぼざい)といわれる)
第二に【税法の壁】
第三に【法人税の壁】
というのがある。

第一の壁はそのままで、必須の会計科目の勉強に順応し合格できるのかと言うことである。
第二の壁【税法の壁】というのは、税理士試験において避けて通ることが出来ない、【税法条文の理論暗記】という作業が必要になる。
早い話が、○○税法とうい法律の文章を暗記するという作業で、コツと掴めばさほど苦にならない学習であるが、最初は多くの受験生が苦労する勉強である。
簿記一級の試験を受けていることで、この2つの壁を一気に消化せずに、まずは、簿記論、財務諸表論の論点把握、その後、税理士試験について、税法と向き合うことが出来る。

もちろん、第二の壁である税法に手を出さずに、簿記論と財務諸表論を先に勉強すれば良いではないかと思いがちだが、受験予備校などで一緒に勉強をしているライバルたちが一足先に税法の勉強をしていれば、やはり焦る気持ちが芽生える事が多い。そのため、まずは簿記一級の検定を最終目標にするという事が大事。

簿記一級で終わりにする

⇒次は 【結論!簿記一級に合格して税理士試験は受けないが正解!?】という話です

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