税理士試験消費税法に合格する為に必須なアノ作業
前回の話で、税理士試験消費税法の勉強は1000個に一つのミスレベルまで消費税の可否判定の分類の正確性を高めていくという話をしましたが、間違ってほしくないのは、テキストの上から下までの分類を繰り返しては、時間の無駄です。
問題を解いていると、すでに正確な理解をしていて即座に分類できるものと、あいまいに分類するもの、理解をしていないものがあります。
その際には理解が出来ているものは一度正解が出せれば、しばらくは繰り返しの勉強はしないことをオススメします。自分はこれを論点を寝かせると言ってました。
そして、あいまいな論点、理解していない論点だけを集めて、勉強の時間はほとんどそこに使います。あいまいな論点、できない論点を繰り返し行い、その中で理解ができた論点をそぎ落としていき、最終的には理解できてない論点が0になるまで行い、0になったら再度一番最初に学習したすべての論点をやり直してみる。そうすると、一番最初の分類した時よりも必ず正解率は上がりますが、やはりミスはすると思います。
ちなみに、ミスするのはどの論点でしょうか?自身の経験からすると、一番最初から間違わなかった論点は、しばらく時間をおいて再度解きなおしてもミスする可能性は極めて低いです。理由は、一番最初に回答したときは解答している論点の知識がまだぐらぐらです。しかしそのぐらぐらな知識で解答しても正解できた論点ですので、その後あいまいな論点を消化していくことで、論点全体の理解度が高くなっている状態なので、最初から正解した論点を解答してもミスをしないのです。対して、再度解きなおした時に繰り返しミスをする論点は、【あいまいな論点】で、何度か繰り返し正解だったため【理解をしたとみなした論点】は、何度もミスをします。
上記の様に理解した論点消していく方法で勉強をすると、何をもって【理解した】と判定するのかがなかなか難しいのですが、一応の目安を【3回連続で、正解】と定義してました。
三回正解ルールというやつです
ただ、3回の正解というのは、【消費税法の取り扱いを正確に理解】した上での3回連続での正解なのか、はたまた【結論だけ暗記しただけ】の場当たり的な正解なのか。しばらく時間を置いた後に解答すると、前者の場合は解答できますが、後者の場合はまたあいまいな判定になります。このあいまいな論点をもう一度集結させて、上記で行った学習を再度行っていきます。繰り返し繰り返しこの作業を行っていって、あいまいな論点が0になった時が合格できる時だと思います。
ちなみに、上記の【理解した】と判定する時期について【3回連続で正解】とお話しました。一時期、この3回連続で正解をもう少し厳しくして、【5回連続で正解】にすれば理解度が高まって、再度解きなおしの学習する際にあいまいな論点が減るのではないかと思い試したことがありました。当然5回連続のほうが解きなおし時のあいまい論点は若干は減ったのですが、さほど劇的には減りませんでした。
理由は、【理解より暗記】でおぼえてしまっている論点は、3回やっても5回やっても理解度はわからないので、そう考えると、3回以上の繰り返しは時間の無駄で、むしろ少し時間をおいて一度忘却させてから繰り返したほうが、論点の理解につながると判断し、 【3回連続正解】というルールになりました。
⇒次は税理士試験消費税法の勉強に必要なのは単語帳ではなくスマホアプリだという話です