真面目に答えると、とても憂鬱です・・・。
テンション高く自分の狙いや目的を書いてきましたが、この試験を乗り越えてこそなので、試験発表日直前は、とてもナーバスな気持ちになります。
とは思いつつも、理屈としては次のように考えています。皆さんはいかがでしょうか?
廣升さんが、主に大原生だったのに対し、私はTAC生です。
今年受験した消費税法の自己採点は、TACの解答解説会に出席し、講師からの補足説明を受けつつ実施し、次の通りでした。
理論は、「合格確実圏」が37点、「ボーダーライン」が31点に対して、自己採点は34点。
計算は、「合格確実圏」が39点、「ボーダーライン」が34点に対して、自己採点は37点。
総合得点で、「合格確実圏」が76点、「ボーダーライン」が68点に対して、自己採点は71点。
時間配分は、多少不満は残るところがあるものの、大きなミスをしていませんでしたので、理論・計算ともに、バランスよく解答を作り込めたと考えていますし、ケアレスミス対策も完璧ではありませんが、合格のための「スピード」と「精度」のバランスも、悪くないレベルには達することができたと考えています。
傾向として、昨年に続き今年の試験も、理論は、難しく解答しにくいところを避けつつも、基本論点をしっかりと解答すれば、十分合格点に達することができる問題でしたし、計算も、2問形式で「原則課税」と「簡易課税」の双方を問う問題となっていたことから、幅広く基本論点を押さえておけば、これも十分合格点に達することができる問題となっていました。
しかし、理論では、解答が読み取れていても、書くスピードが十分に伸びず、もう少し時間があればと、悔やむところもありますし、計算では、後から冷静になって考えれば、なぜそこを間違うのかと思うような、失点もしていました。
このような状況では、「合格ラインには達することができた」とは思いつつも、「試験合格できるレベルまで、突き抜けられていない」とも感じています。
結果、いずれもボーダーラインは超えつつも、「合格確実圏」には届いておらず、この目安得点はあくまで、TACの予想であり、かつ、再現答案を作っていても、プレッシャーのある中、試験場で作った解答に「転記ミス」や「理論解答の誤記」がなかったとは、言い切れません。
もし、そのようなミスがあれば、容易に「不合格」ラインへ転落してしまいます・・・。
また、今年が消費税法受験の2回目なのですが、自信を持てない気持ちの原因として、初回受験での失敗体験が尾を引いていると感じています。
それは、昨年、理論の暗記に自信が持てないまま試験会場に臨んでしまったため、お恥ずかしい話ですが、試験場では、覚えていることすら、過緊張により手が震えて、スムーズに書けなくなってしまったことです。
失敗体験があると、そこをバネにもできますが、本当に「これでいいんだろうか?」と不安な気持ちも引きずってしまっています。
昨年がそうでしたが、妻をはじめとして周囲(親族・職場)に心配や迷惑をかけて申し訳ない気持ちで一杯になりました。
しかし、やれることは、「もう迷わず勉強するだけ!」です(笑)
撤退戦略も場合によっては必要ですが、現時点ではここに迷いはありません。
今まで記事投稿した目的を達成するには、税理士試験は「通過点に過ぎない」のです。
今年ダメだったとしても、来年も頑張るだけ!
ただ、結構2年で大きくやれることは、やり尽くした気持ちもあり、小さな工夫をコツコツ拾い、どこまで試験特化への精度を上げられるのかが勝負の分かれ目になると考えています。
何も考えず、まず「やったぁ!」ですね。
そして、とりあえず「飲む」で、いろいろ忘れます(笑)
合格できれば、これで税法を含めて3科目合格となりますので、次は、残り2科目の税法免除を目指して、「大学院受験」をします。
もしかしたら、不安なんて感じないという方もいらっしゃるかもしれませんが、合格ラインを超えていたとしても、私が感じているような、不安な気持ちが少なからずあると思います。
改めて、自分自身の内面と向き合う時間を作ると、やはり「受かっていてほしい」という気持ちと、すでに試験が終わった時点で結果は出ているという厳然とした「事実」を捉える2つの間で気持ちが揺れていることを、深く実感します。
ただ、このようには感じつつも、自分自身の方向性としては、今年科目合格しても、しなくても、「何かにチャレンジすること」ということに変わりはないとも考えています。
試験が終わったとしても、その試験に合格したことを前提に、すぐに次の何かが始まるのです。
「税理士試験」でいえば、「税理士」としての新たなハードルが、待ち構えていると考えます。
むしろ、ある程度の勉強範囲がわかり、数値化もできる税理士試験の方が楽だったと思う時が来るかもしれません。
現時点での私の感想は、「見込み・事前予測」と「成果・結果」の幅をできるだけ小さくし、セルフコントロール感をしっかりと持てるようになることが、この試験の醍醐味だと感じています。
そして、その力を前提に、次の「税理士」業に進まなければならないと考えています。