07今後の事務所運営について

今後の税理士事務所運営について freeeセミナー【仙台とfreeeと私】@仙台

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皆様の気になるところで、「クラウドでやったときの報酬はどうなるの?」というお話ですが、皆様のお客様はどうかわかりませんが、私の感覚では今までの会計事務所の報酬体系からすると、グンと安いです。3分の2か2分の1くらいになると思っていた方がいいです。

いうのが、私の前職40人くらいの税理士法人のときに、中小企業の対応も何軒かですがしていました。そのときに、大体売上高4000万くらいで利益が出るか出ないかくらいのお客様で、顧問報酬が月々5万円でした。他の上場企業のお客様だと最低10万、大体20万とか25万のお客様がけっこういらっしゃったので、「5万安っ」と思っていました。ですが今、私が独立して毎月5万、決算料はまた別個20万くらいで、年間80万くらいになりますが、80万くれるお客様は、うちにはいません。全部法人・・・といっても大体個人から設立して、従業員はせいぜい2人とか3人くらいのところが多いです。一番多くても前述の小売りのお客様で売上高4億円、従業員が10人くらいのレベルなので、もちろんそれより高いレンジのお客様であれば高い報酬がいただけると思いますが、うちのお客様は安いです。今までのレンジから見ると安いのであって、私個人的には十分だなと思っています。なぜかというと、それ以上に効率化できていますし、固定のものはかかっていないので、十分利益はでます

ビジネスモデル的なイメージでいくと、最近東京でけっこう出店されいて人気の『俺のイタリアン』とか『俺のフレンチ』を聞いたことがありますか?立ち食いスタイルのイタリアンのお店で、うちの事務所からも15分ぐらいで行けますが、いつも行列で食べたことはありません。

そのお店をテレビでやっていて、ビジネスモデル自体はあれに近いのかなと思っています。ビジネススタイルは報酬・・・要は原価率を高めて、3万円の料理を3千円で出しましょうっていうコンセプトでやっていて、原価率が飲食だと普通は2割3割が当たり前のところが6割くらいになっています。

でも回転数を上げれば、単純に売上が3分の2になっても、回転数を2倍にすれば売上1.5倍でしょっていう発想なんですね、ビジネスの起点が。この発想はビジネスのクラウド会計にもすごく当てはまる話です。うちはネット経由の集客がほとんどですが、ネット経由で来られるお客様は、いろいろなところでサイトを見ているので、良くも悪くも時価・・・適正額です。

ただうちの場合、ネットなどで検索結果の上位にくるので、同業の会計事務所より、少し値段が高いです。でも選んでいただけるのは、いろいろネット発信しているからというのもありますが、だからといって2倍も3倍も高い報酬を書いていても、来ればいいけど結局来ないので、それはそれなりの適正額という形になっています。

それで今のところ事務所がうまくまわっているので「いいなー」というところと、「これからどうなっていくのかなー」ということを私も感じます。freeeの執行役員の方から「変化を読み取る力が必要だよ」というような話が出ていましたが、私もそれはすごく共感するところです。

私は最初にプロフィールで話したとおり、もともとパン職人です。今考えると、ずいぶん違うところに来たもんだという感じなので、あまり変化に対して恐れはありません。自分がこれから会計業界に起こると考えているのは、絶対的なパイの縮小・・・市場規模自体パイの縮小だと思ってます。これは多分避けられないことです。

freeeは正しい使い方をすると、効率が5分の1とか10分の1とかいう次元ではありません。

例えば私が今回作って一番大きかったのが、仕訳数が3000くらいある、Amazonで転売をやっているお客様で日々10個20個の売り買いをするので、月単位で300とか500の仕訳が発生するようなケースがあります。そうなると多くの場合、仕入高をボンと置いて取引明細は別途、というふうにやると思うのですが、うちはfreeeを使うので3000全部取り込みました。取り込んで全部仕訳を入れて会計帳簿を作りました。どれくらいで作れたかというと、1時間です。3000入力したら1時間では絶対終わらないので、そういうふうにして考えると90人の相手はできません。その3000を1時間で終わらせるということを、本当に仕組化していくと、記帳代行の根底がもう全然変わってしまうという話になります。

freeeとMFクラウドのどっちがいいのか?という議論になったとき、自分のfreeeの課題をもうひとつあげると、自動化しすぎるというところです。効率化しすぎると、従業員のやることがなくなってしまいます。ですから、ある意味怖いです。皆さん従業員を抱えてらっしゃると思うのですが、やることがなくて、スタッフが皆ネットサーフィンをしだしてしまいます。そうすると、会計事務所の経営ってどうするの?っていったら、人員を減らしてスリム化するか、あるいは別の業種にうってでないといけないです。

でもさっきみたいにfreeeはリアルタイムパートナーと言いますが、わざわざその都度その都度経営のアドバイスするほどの規模の会社じゃない中小企業はたくさんあります。正直、売上が2000万、3000万のときに自分もやっていてわかるのですが、『節税案』といってもないのです。要は、ウン十億売上があるから株にしましょうかとか、建物買いましょうかとか、従業員の保険に入りましょう、全損です半損ですみたいな話が出てきます。

売上高3000万の方にまず言えることは、売り上げを上げましょう、バックオフィスの業務をなるべくコストかけずにやりましょうという感じになりますが、そんなことはもう必要ない。そうすると、前述の紙のデータをどうするかとか、業務を効率化して手間はかけず、でもコストも2分の1とは言わなくても、3分の2にしてあげますよ、みたいな姿勢で臨まないといけません。信頼感を失って、結局辞めるときに、実は隣の事務所でfreeeを使っていて、報酬は3分の1なのにすごく対応が早いよ、となる前に、freeeを入れたらどうでしょうか、ということです。

実は私、3月の中旬まではものすごく忙しかったです。いつも晩酌する酒も飲まずに、それこそ夜中の2時ぐらいまで働いてたのですが、15日過ぎたら暇で暇でしょうがない。今順次50人くらい対応しているのですが、それでも実務は1日4時間ぐらいしかないです。

何をしているのかというと、次のビジネスの仕込みです。次のビジネスというのは・・・私は去年、ほとんどウェブのコンテンツを作っていました。「集客は絶対これからはネットでしょ」と思っていたので、1日5時間とか6時間、普通にコンテンツを作っていました。実務の時間は去年はもっと少なくて、1日2時間とか3時間くらいです。

先ほどの話に戻りますが、これからパイが小さくなるということは、必然だと思います。freeeがやらなくてもMFがやりますし、MFがやらなければ違うベンチャーがやる、それだけの話なので、あとはそれを読み取って、今のうちにどう動くかではないかと思っています。

freeeが『リアルタイムパートナー』みたいな大義名分を掲げていますが、私が掲げるとすれば『会計事務所二毛作』というテーマを掲げたいと思います。

今まであったパイが縮小する中で、次の業務、要はうちのメンバーたちも、フルタイムで手伝ってもらった方はひとりもいません。もともと前の同僚仲間とかで、週末だけうちの事務所にちょっと手伝いに来てもらったり、あるいは1日2時間、3時間だけ手伝ってもらうという形で、フルタイムはいません。

 

実質その時間を合わせても、1人~1.5人分ぐらいの話です。例えばフルタイムで400万500万、お支払いになっている、又は少なくても300万ぐらい払っていたりすると思います。そういう方はフルタイムよりは、週3勤務で、給料はもちろん安くなりますが、別のことをやりましょうとか。あるいは、別の会社のコンサルティングをやるとか、そういうことを、二毛作で考えないといけないなと思っています。

そういう意味ではすごく自分は悲観的ですが、ある意味それはプラスに考えていて、なんだかんだいって、会計の数字を握っているのは強いです。そこから中小企業診断士的なコンサルを二毛作でもいいでしょうし、完全な別の業務でもいいです。

例えば私の場合ですと、嫁が持っている法人で、私が去年ずっとウェブのコンテンツを作っていて、Googleで検索結果の上位に上がるノウハウを知りたいというお客様が結構いらっしゃって、そのお客様のウェブマーケティングサポートをしています。

その毎月いただいている顧問報酬は、うちのどこの顧問報酬より高かったりします。一番多いところの3倍くらい貰っています。そこで感じたのは、売上を作れると思えば、お客様の財布の紐はゆるむということです。なんだかんだ私も会計業界にずっといるので、やっぱりお客様にとっては利益を産まない間接部署はできるなら安くしたい、それが本音なので、その次のところを見せてあげるということです。

前述の、従業員の方が「では違うことを」となったときに、私が独立して感じたのは、会計事務所しか勤めたことがなかったので、自分で売上を作るとか、経営するって、やはり百聞は一見にしかずで、どれだけ売上を上げるのかが大変かということです。それを知ったとき、前述の5万円の報酬のお客様を心の中でバカにしていた自分を、ものすごく恥じました。

そういう感覚は、できればスタッフひとりひとりも体験すれば、一挙手一投足が変わってくるということを自分はすごく感じます。全然マイナスなことではなくて、空いた時間に新しい、それこそ自分がまたクリエイティブなことできるよな、と思います。

そういう意味で、freeeのほうがドラスティックです。ものすごく自動化が効くので。逆にMFクラウドはいい意味で自動化があまりききづらいので、クラウドというけど以外と効率化しません。でも一応名前はクラウドなので、みたいなところが逆の良さでもあります。ですから私はfreeeを応援します。

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