船井総研セミナー2

クラウド会計を税理士事務所で導入したメリット・デメリット 船井総研セミナー

2016年4月19日に船井総研で開催された同業者向けのセミナーに登壇させていただきました。

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クラウド会計を導入したメリット・デメリットです。
一番メリットだなと思ってるのは顧客満足度の高い事務所経営ができていると勝手に思っております。あと、身軽な事務所経営。

具体的になんですけど、顧客満足度の高い事務所経営だと自分が思ってるのが、前職の会計事務所もそうだったんですけど、従来のお客さんへの対応って考えると、多くの場合、例えばある程度の一定規模になるとお客さんがいたとして、そこに要求されてるサービスがあったとして。経営相談とか節税対策とか、今もっと高度な連携納税やろうなんていうかたはうちのお客さんにはいませんので、さっき言ってた割とベーシックな顧問税務サポートになるんです。

そういう場合に、例えばスタッフが対応するというと、スタッフが往訪をして経営者のかたのお話聞いて、月次の監査で前月の決算試算表を持って行ってっていう形で、経験の浅いスタッフが対応することもある。そうすると実際に中小企業の社長さんが、経営のけの字も知らない経験の浅いスタッフに経営相談なんかするかというと、税理士っていう資格があっても、やっぱり本気の話はしないんですね。向こうがしてくれない。会社の経営も、人を雇ったこともないお前に何がわかるっていうような感じなので。それを相談ができないなら、顧問報酬は高い必要は内容ねと。

 

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対して、今うちでやってるのが記帳チェックとか記帳代行は自動化と。スタッフいるんですけど、ITリテラシーはかなり高く要求しますが、会計税務の知識はほぼ不要です。要はfreeeで自動化をさすための素材を作るスタッフなのです。。ここら辺も全部自動化させちゃうので。経営相談とか節税対策の層もそうだし、結構多いのがWebの戦略をいろいろ相談したりとかあるんですけど、要は自分だけしかなかなかできないノウハウを直接お客さんに伝えてるっていうことをやってます。

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今回はあまり長く触れないんですけど、うちはチャットワークというチャットサービスを使ってまして、クラウドサービスの別の会社がやってるものなんですけど、それを使って今回やりました。
あとでサービスのところでも出てくるんですが、そのチャットワークを使うと、お客さんが例えば100人いると、100人全部、私が窓口です。スタッフは一切お客さんからは見えません。なので、さも私1人で事務所を運営してるように見えます。
記帳代行みたいな業務も実はあって、自動化して会計ソフト内で帳簿を作るというのはそっちのスタッフがメンバーとしてやるということなので、縦軸でお客さんのサービスを提供してたのを、お客さんが欲しいニーズに対して、横軸でサービスを提供できるので、これよくニッパチの法則とか言いますけど、イメージはそんな感じです。

そもそもアプローチの仕方がまったく今までの会計ソフトと違うので、そこら辺をちゃんと理解して使えば、ただ発想の転換というかパラダイムシフト的な話なんですけど。今までの会計ソフトの頭で作ると、クラウドで数字入力しようとすると、クラウドだとWeb環境なので数字を入力していったり画面の切り替えってどうしてももっさりするし、あまり得意ではない。得意ではないことをあえてクラウドでやろうとすると、それはいい結果にはならないっていうのはつくづく感じてます。

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身軽な事務所経営についてです。

会計ソフトのライセンス料はとても少ないです。うちは今年はfreeeとMFクラウドしか使わないで、去年使った弥生プロフェッショナルも今年は契約を解除したので、年間で払うものは会計ソフトについてはゼロなんですね。

基本的に今の料金体系だと、クラウド会計ソフトはユーザーが会計ソフトの使用料を払うので、事務所では負担をしていない。それも負担するかしないかっていうのは顧問料にのせるかのせないかという話なのでいいんですけど、どっちにしてもかなり安い。それこそ10万円のライセンスで同じように使えて100件のお客さんに提供するっていうならそっちのほうがならせば安いかもしれないですけど…

それから、ペーパーレスということで、うちはクラウド会計だけではなく、例えばやりとりはチャットワークだし、データの共有は基本的にGoogleドライブを使ってます。Googleドライブは、クラウド上に仮想フォルダみたいなものを作って、そこに私がデータを入れたり、お客さんがデータを入れると、そこで共有できるっていう形です。
Googleドライブを知ってるかたでも意外と使ってないのが、Googleドライブのオフィス機能みたいなものがあるんです。例えばExcelみたいなものでスプレッドシートっていうのがあるんですね。
すごく便利なのは、クラウド会計で例えば進捗があって、帳簿を作ってます。質問がありますっていうのを、そのスプレッドシートにどんどん書き込んで、freeeのurlをスプレッドシート内に貼っておく。こちらについて回答ください、こういうことで質問があります、っていう形でリンクを貼っておくんですね。そうするとお客さんはそこでリンクを見て、これはこういう内容だとわかれば、そこに書き込んでいただくと、順次そこは自動で更新されていきます。

なので、クラウド会計と一緒にGoogleドライブを使っていくと、基本的に紙代がかかりません。印刷、コピー代が月に平均4,000円ぐらいです。一番多い確定申告の時期でも6,000円ぐらい。今のところキャッシュを構造上出さないようにしてるので、身軽な事務所経営はできています。

船井総研様 

デメリットは運動不足です。これは笑い話じゃなくデメリットだなと思ってます。今、確定申告が終わって1ヵ月くらい、本日の登壇の話をいただいてたので、ちょっとダイエット頑張ってました(笑)

これでもちょっとしめたほうなんですけど、確定申告の時期は今より3~5kgぐらい太ってました。
クラウドでやって、うちは基本的に値段もそんなに高く設定してない。価格競争力もつけなきゃなと思ってるので、ネットで見ても、ほかに安いところはあるかもしれないですけど、ある程度の価格競争力をつけれるように、そんなに高い報酬じゃないので、どこがサービスとしてなくて、どこがあるんですというところは理解していただいてから、業務がスタートする。そのときに往訪、直接私が会いに行くということはもちろんサービスとしては入れてるんですけど、往訪するとプラス15000円とかの設定にしてるので、基本いらないって言うんですね。その代わりSkypeっていうインターネットテレビ電話とか、そういうものは順次やるのでということで。

実質、本当の意味で直接会うっていうface to faceだと顧問契約をするときに会いに行くのと、決算書ができたときに1回会いましょうみたいなとき以外、あまり会わないんですね。それでもお客さんが来たいっていう場合は来てもらうんですけど、そうすると慢性的に運動不足になるというのがあります。
ちなみに私、自宅が事務所から徒歩30秒ぐらいしか離れてないので、例えば確定申告の2月とか3月、事務所が港区の芝にあるんですけど、芝商店街から20日間ぐらいほぼ1歩も出なかったという生活をしてたときがありました。

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私はデメリットとは感じてないんですけど、デメリットかもと思うところ。クラウド会計を導入されてるかたも、まだ半信半疑、これからどうしようかなって考えてらっしゃるかたもいると思うんですけど、ふれこみでは経理の手間が50分の1になるとか、100分の1になるみたいなこと、書いてありますよね。確かに100分の1くらいになります。なるんですけど、正しく使わないとならないんですね。すごく正しい運用が必要です。

例えばよくない例として、クラウド会計ソフトで数字を入力するとか、インストール型会計ソフトのイメージで使用すると、全然効率化しないんですね。導入のレクチャーで、これからクラウド会計を使うユーザーのかたにレクチャーするときに私が必ず言う例え話が、全自動化つながりで、洗濯機を例えに必ず出します。今までの会計ソフトが洗濯板の洗濯で、クラウド会計は全自動って言ってるくらいだから、全自動洗濯機です、というたとえをします。何かというと、クラウド会計ソフトは、得意なことがデータの共有で、得意じゃないことは手入力。

インストール型は得意じゃないことがデータの共有で、得意なのは手入力なんですね。
さっきの話で言うと、今までのインストール型の会計ソフトっていうのはどれも洗濯板の会計ソフトです。例えば帳簿を100個、複式簿記で作って試算表作ろうといったときに、100件全部基本的には手入力。もちろんインポートすればいいという話はありますけど、自力で作るのが原則。それだと、当然100件あれば100件分の手間。1000件あれば1000件分の手間なので、100件だったら楽かもしれないけど1000件だと大変だよねと、比例的に手間が伸びてくという話です。

対して、クラウド型の会計ソフトはちゃんと使っていくと、全自動洗濯機みたいなイメージで、人が介在しないで全部自動でできるかというと、それは作れないんです。例えば全自動洗濯機も、本当に全部自動で洗濯してくれてるのかというと、洗濯機の中に入れてボタンを押して、水が入ってるから全自動で洗濯するんですけど、例えば100個の服があったときに、100個を全部洗濯機の中にぶっ込んでボタンを押したらいいかというと、そうではないよねと。何をするかというと100個のうち、90個は洗濯機に入れていい。でも5個は色物の洗濯があったり、スーツがあったり、これは型を崩しちゃいけないからネットに入れたりっていう、アレンジをちゃんとしてから洗濯をするっていう部分になると思うんです。

クラウド型の会計ソフトはまさにそういう発想で、クラウド会計ソフトの外でイメージとしては取引の明細ちゃんと作って、それは会計の知識なんていらないので、ある意味誰が作ってもいい。明細作るだけだから。デジタルの明細があればそれをとってくればいいし。それを入れこんであとはぐるぐる回すだけっていう話になるので、人の手はゼロにはならないんだけど、業務の分業化ができるっていう話なんですね。
実際に会計の知識がいるのはどこかというと、全自動会計ソフトの中でぐるぐるまわってガチャンと出た数字が本当に正しいのか正しくないのかをチェックするだけっていうことになります。

そもそもアプローチの仕方がまったく今までの会計ソフトと違うので、そこら辺をちゃんと理解して使えば、ただ発想の転換というかパラダイムシフト的な話なんですけど。今までの会計ソフトの頭で作ると、クラウドで数字入力しようとすると、クラウドだとWeb環境なので数字を入力していったり画面の切り替えってどうしてももっさりするし、あまり得意ではない。得意ではないことをあえてクラウドでやろうとすると、それはいい結果にはならないっていうのはつくづく感じてます。

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