船井総研セミナー11

なぜクラウド会計を導入しようと思ったのか?船井総研セミナー

2016年4月19日に船井総研で開催された同業者向けのセミナーに登壇させていただきました。

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みなさん、はじめまして。廣升と申します。本日はよろしくお願いします。

本日登壇の機会をいただきましてお話させていただきます。

簡単に私の事務所の概要とプロフィールからお話させていただくと、最近セミナーに呼ばれると使っているのが「自称日本で一番Googleに愛されている税理士」なんです。お時間のあるときに「税理士」と検索していただきたいのですが、Wikipediaの下に私の作ったホームページがきたり、「税理士試験」と検索すると、私の税理士試験勉強体験記のページがきたりしています。

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そちらのサイト、見ていただいてるかたもいるかと思うのですが、私、変わった経歴を持っていまして、19の頃、高校卒業して専門学校に行ったあと、パン職人を3年ほどやっておりまして、パン職人をやめて22の頃に簿記を勉強し、そのあと税理士の勉強をしております。大原簿記学校の水道橋校の法人税の講師をやっておりまして、そのあと28から実務経験を積み、2013年1月に独立、今年で4年目(2016年現在)という税理士事務所です。

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まず、なぜクラウド会計を導入しようと思ったのか。

現在のホームページがこんなホームページなんですね。2014年の11月、独立して2年目の後半ぐらいに作り直したところなんですけど、それを話すには2013年の独立初年度について話さないと話が進まないんですね。

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先ほど船井総研の方から高度税務と価格の安い記帳代行等みたいなサービスありますよという話があったんですけど、私、前職が40人程度の規模の税理士法人で、40人にしてはかなり規模の大きい、上場企業とか上場に匹敵するような資本金が数十億から百億単位くらいであるような会社の特殊税務というのをずっとやっていました。具体的には連結納税とか組織再編税制をメインにやっておりまして、例えば赤字がある欠損会社の百億円の欠損金を合併してぶつけて節税40億やりましょうとか、そういうスキーム構築部隊にいたんですね。

その中で記帳代行の部門もあって、私も少しはやってたんですけど、基本的にはそっちをやっていたので、私が独立して、自分の強みって何だろうって考えたときに、やっぱり連結納税でしょということを考えたんですね。

そして2013年に、アックスコンサルティングという税務のコンサルティング会社のかたと知り合って、ブランディングDVDというのを見たんです

船井総研セミナー06タックスジムの渡邊勝也(わたなべまさや)先生がDVDを購入して勉強すると「ブランディングが大事だ。とがれ、とがれ」と。

これを見て、私のこれなんです。

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ほぼパクリですね。(笑) ストロングが連結納税になってるだけなんですけど。

2013年に、お金もないので、ほぼ独力でエンジニアのかたにちょっと手伝っていただきながら自分で作って、やったんですど、結果としてほとんど集客できませんでした。

Webで集客をするためのノウハウもまったくなかったというのももちろんあるんですけど、結果的には2013年はうまくいきませんでした。

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連結納税という切り口ではうまくいかなかったというのが2013年にありまして、なぜかという話をすると、市場自体はある。連結納税を適用したい規模の会社ももちろんある。私もそこでやってたから、聞いてくれれば何でもアドバイスできる。でも、独立した個人の税理士事務所に連結納税を頼む会社があるかって言われると、結論はないんですね。

私がやってたときも、チームで3人か4人で連結納税をやる、例えば10社、15社の四半期決算とかを監査法人と組んでやったりしてたんです。その意識で私は自分の強みだって考えてたんですけど、結局Webでいくら発信してもそこからの集客はほぼできなかった。

なので2013年に連結納税やっぱりだめだよなということに半年くらいして年末に気がづいた。そのときにクラウド会計というものがあるんだということを知ったんです。

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ここで、クラウド会計、おもしろくなりそうじゃないかと思ったのが、この4つの理由です。

まず1番大きいのがWeb集客との相性がいい。私がクラウド会計に特化させていこうと思ったのが2014年の1月、その頃はアーリーアダプターのさらに前の段階で、クラウド会計、freeeがまだ登録者数で2万ぐらいしかない時期です。MFクラウドはプロト版しかあがってないような状態のときに、ここで市場を開拓していこうと思ったんです。今までないプロダクトなので、Webで真っ先に飛びつく人に対しては相性がいいんじゃないかということ。

次が、若いことがむしろ武器になる。連結納税で痛感したんですけど、前の職場のさらに前、連結納税の大物、名前が知れ渡ってる緑川正博(みどりかわまさひろ)先生というかたがいらっしゃって、そこの事務所にコンサルの部分で入ったんです。そういう税務の大御所たちがわんさかいるところで、私がどんなに独立して頑張っても、だめだよなと。そうすると、若いからだめじゃなくて、発送の転換で若いほうがいいんだよっていうところで勝負すればそれは逆に強みになるよねっていうのが、連結納税の失敗で逆説的に自分の中で消化できた。

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あと、付加価値があまりつかない、記帳代行しなくていい。2013年に独立して、1年間ほとんどスポットの仕事しかしなかったんですね。知り合いの紹介とかで、記帳代行のお客さん紹介するよって何件かご依頼いただいたんですけど、全部断ってたんですね。まだ自分が1人で事務所やってるときに、記帳代行に例えば20日使われて、10日しか新しいサービス考えれない時間になっちゃうんだったら、それは意味ないよなっていうのがあったので。クラウド会計のことを勉強していくと、記帳代行は基本的に会計ソフトにやらせるような仕組みにすれば、そこに専門性のとこだけで仕事ができるなっていうのもありました。

一番最後、クライアント目線のプロダクト開発がされている。私がメインで使っているのはfreeeですけど会計ソフトを作ってるエンジニアのかたたちが、もともと会計人の発想を持たないで作ってるというところが、ユーザーに使いやすいサービスだなと感じてました。

私がfreeeの解説本を書いてまして、そこのコラムにも書いたんですけど、正直ユーザーにとって使いやすいから会計士にとって使いやすいかというと、最初は結構苦戦したりもしたんですけど、結局最終的にこれから生き残って行くサービスは、ユーザーが支持していく。昔だったら情報が少ないので、どういう会計ソフトを隣のかたが使ってるとか、あまりわからなかったと思うんですが、今はユーザーがインターネットですぐ調べられるという話なので、ユーザーが最終的に支持しないと、いくら既得権益で守っててもどんどんそれは時代が変わってくなというところもありました。

そういう要素でクラウド会計がこれからくるだろう、ということで、舵を切ったのが2014年だったというところになります。

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